



鬼瓦のような顔をしたお魚オコゼ。背びれに猛毒を持っていて、刺されると腫れあがっていつまでも疼き、病院で手当てをしなければならないほどの怖い魚。この怖い魚が「あじの会」の素材で出てきた。黒っぽいオコゼとオレンジ色のオコゼ。実はこれは擬態で色が変わっているだけで同じ種類のお魚だ。オレンジ色のオコゼの周りがこんな色をしていたのだろう。同じ種類のお魚がこれだけ変装することができるなんて・・・・。餌を捕まえるために、また餌にならないようにいつも緊張しているに違いない。どのようにするとこんなに色を変えられるのだろう。
お魚のさばき方教室「あじの会」に以前も出てきたことがあるが、なかなかチャンスがない。だから危険を冒してさばけば勉強になるのだが今回は数が少ないのと高価なお魚なので先生がさばいてお刺身にして皆に配られた。
味にうるさい人だったらさぞかし、興奮して箸を進めるに違いない。ところが僕は皆が騒ぐほど珍味が出て来てもエキサイティングにならないあじ音痴なのだ。オコゼのお刺身はなかなか食べられない貴重品だからその違いを分かりながら食べないと意味がない。
下段右端の写真の中にオコゼのお刺身が写っている(お皿の右上にのっている白身の刺身)。食べ方の順序を間違って、何だか分からないうちに口の中に入ってしまった。通が聞いたらおこられそうだ。
コメント
コメント一覧 (2)
グロテスクですね、オコゼ、虎魚と書くのですね。
昔、横浜西口にあった魚料理の専門店で唐揚げを食べたことがあります。骨も全部カリカリで美味しかったですよ。小型のオコゼでしょうけど、生のを見るとチョット引きますが.........! 高級魚といわれてもねぇ!
オコゼは確かにから揚げがなかなか美味しいですね。虎魚と書いてオコゼとは知りませんでした。大量には採れないから高級魚と言っているんでしょうね。見直すと怖い顔をしています。