金木犀が香る
金木犀が香る金木犀が香る
家の入口の金木犀の花が咲いた。金木犀は熟れた果物のような甘い香りが漂う。特に夕方になると香りを強く感じる秋を代表する花だ。我が家では道の際に生えているので、ご覧のようにどうしても道に枝が被ってくる。道の飛び出している部分を切ろうと思ったことがあるが、樹形が変な形になってしまうので、枝が車に当らないように剪定で調整している我が家のシンボルツリーだ。
金木犀は江戸時代に雄株のみが渡来し、挿し木で広まったために実を結ばないのだと言う。金木犀は雌雄別。その後、雌株が輸入されるチャンスが沢山あったと思うが、未だに雌株は存在しないようだ。
金木犀の金は鮮やかなオレンジ色を意味するが、名づけ親はかの有名な牧野富太郎先生。
日本では香りが遠くまで届くので「九里香」とか「千里香」などのどこかで見たような別名があるのが面白い。