
池に浮かせようとして睡蓮鉢で育てているホテイアオイ。毎年、育ちすぎて処理に追いかけられるのだが、今年は天候のせいなのかホテイアオイが小ぶりになってしまい、思ったようなサイズに育たない。睡蓮鉢には睡蓮ではなく、コウホネが長い間、住んでいてホテイアオイは間借り状態になっている。
このホテイアオイも明治時代に南米アマゾン川流域から持ち込まれたものだが、何せ繁殖力が強すぎるため、環境省の「生態系被害防止外来種リスト」では重点対策外来種に指定されている。
繁殖力が強すぎると、水面を覆いつくし、水路やダムの機能障害を起こすばかりでなく、光を遮断して水中の酸素濃度を低下させてしまうのだそうだ。こんな厄介者だはあるが、一部の地域ではバイオマスの資源として活用する試みも行われている。
葉山町では捨てるときには、川などには絶対捨てず、よく乾燥させて可燃ごみとして廃棄するよう指導されている。責任を持って育てなければならない。ホテイアオイを育てる時にはくれぐれもご注意を。

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