クワズイモ
クワズイモもう一つの場所にも
西伊豆にヨットを係留していた時、毎週、往復400kmを車で通っていた。
その道の途中にコメリがあり、工具を買って出てきたら、園芸売り場にクワズイモの鉢を売っていた。その時、初めてクワズイモなる植物を知った。初めは鉢で部屋の中のプラントとして育てていたのだが、その中に根腐れしてしまい、庭の一角に廃棄した。
ところがその廃棄場所から翌年、芽が出て来た。ルームプラントだとばかり思っていたクワズイモが外の方が活き活き生きられることを知った。もう10数年のお付き合いになる。庭の中でも何回か移動した。ところが、昨年まで元気に育っていた場所が水の通り道になってしまい、半分また根腐れしてしまった。途中で気がついて大慌てで移動。今年から新天地になった。夏過ぎて少しずつ昨年のような勢いが増してはきたが、元気がない。来年に期待せざるを得ない。
クワズイモと言うネーミングはちょっとマイナーだ。このマイナーな名前が晩年、奄美大島に住んだ田中一村の作品「不喰芋と蘇鐵」に使われている。