郁子
郁子の斜塔
毎年、郁子(ムベ)がなるたびにこれをどうするかに悩む。最近はあまり見なくなってしまったが、形を見るとアケビに似ているのだが、アケビとはちょっと違う。色が変わるまでならせておくと、いつの間にか鳥たちが集まって食料になっている。
もともとは普段通っている理容院のおかみが蔓付きでくれた。珍しいので喜んでもらって来たのが始まりだ。
今年も総数では10数個なった。今年も小鳥の餌で終わってしまうかと思っていたら、知り合いの植木屋さんがアドバイスをくれた。それが今まで考えられないくらいの利用価値が。
果実は生食かジャム、ムベ酒に。新芽はおひたしに。蔓、葉と茎は秋に収穫して刻んで日干しし、乾燥させてムベ茶にすると良いのだそうだ。極め付きは郁子の実の傷みが遅いので茶花に使うと良いと教えてくれた。こりゃ挑戦することが増えた。