半夏生の変化
半夏生(ハンゲショウ)と聞く度に面白い名前だな~と思う。
暦の七十二候では夏至から11日間目、7月2日頃より5日間を半夏生と呼ぶ。ちょうどその頃に花をつけるのでこの名前が付いたという説と花に一番近い葉が白くなるので半化粧とうい説があるそうだが2つの説があった方が夢があって面白い。夏場随分長い間白い葉が次々に出て存在感をアピールしていたがそろそろ終盤。白い葉が出ているときには半夏生と分かるが白い葉が全く見えなくなってから半夏生と分かる人は少ないだろう。
この半夏生の葉が少し秋めいてきた時から今度は黄色い斑点が出てくるようになった。全ての葉でもない。白くなった葉が変化したのかもともと白くなかった葉なのかはよく観察していなかったから分からない。これからの変化が楽しみ。
ヒガンバナがお彼岸に咲くように、半夏生も7月の初旬に咲くので、昔から沢山の地方で農作業の目安にしていたという記録がある。植物の成長を暦の代わりに使う昔の人達の知恵がなんともロマンティックだ。