山百合
山百合が自立山百合
毎年咲く山百合を今年は自然のままにしておいた。毎年山百合が芽を出すと周りの雑草を奇麗に刈り込み、更に雨風に倒れないように支柱を立てて補強するのが恒例作業だった。しかし、支柱にもたれかかった山百合はどう見ても不自然だ。そこで今年は芽が出てから全く手を付けずそのまま放置してみた。周囲の雑草も刈らなかったから草ぼうぼう。
しかし・・・案の定、自然界は持ちつ持たれつ。山百合が倒れてしまうという心配は全くいらなかった。それぞれの百合に色々な周囲の雑草がもたれたり支えたり・更にどこからともなく生えた蔓植物が絡みつき、山百合を補強していたのだ。山百合にとっては体に周囲の雑草が寄り添い、蔓が巻き付いて気分が悪いかもしれないけれど強烈な雨風にはびくともしないくらいの強度が生まれて、ペリカンの嘴のような蕾が沢山出ている。嘴は日ごとに大きくなり間もなく花が咲きそうだ。