ハタケニラ
ハタケニラハタケニラの鉢植え
毎日、庭の点検をしていると新しい発見もたまにある。育てている植物ではほぼ想定どおりのことが多いが、野草は違う。桔梗の側に見たことがない白い可憐な花を見つけた。風に揺れる花をやっとパチリ。今まで見たことが無かった。早速、周りに棒を立てて保護をした。
さて一体この植物は何か探したが図鑑では探せなかった。そこでネットで調べたらハタケニラだと判明した。可愛らしいので増えたら良いと思ったのも束の間。ハタケニラは明治の中期にアメリカから渡ってきた外来種。花の種からも増えるが地下茎に鱗茎を形成して繁殖は驚異的らしい。何と害草として扱われていた。畑をやっている人にとっては駆除するのに大変な苦労をしているとのこと。ウイルスもつきやすく繁殖力がすさまじいのでハタケニラが増えてしまうと他の植物がどんどん消えてしまうと分かった。そこまで言われてしまう植物を増やすのは危険。
そこで増えないうちに掘り返すことにして廃棄しようと思ったのだが、とりあえず鉢植えにしてみた。鉢に植えてあれば花から種がこぼれない限りコントロールが利きそう。暫く鉢植えで様子を見ることにした。こんなに嫌われる植物もある。