霜柱
霜柱霜柱
霜柱は芸術品だといつも思う。我が家の土は粘土質なのでどちらかというと霜柱ができにくい土地だが、何年に一度かに土を入れるから粘土質のその上に積んだ赤土に出来やすい。
普通、氷はツララがそうであるように、上から水が垂れ下がってそれが凍って出来るが、霜柱は地面の中の水分が土の粒子の隙間を通って上昇。それが凍って真っすぐでまるで大根のつまのような氷の柱ができあがる。
だからツララと逆で下のほうから凍り、少しずつ上に向かって氷になっていく。それも地中が0度以下でさらに地表も0度以下でないと凍らないから寒さの証明をしているようなものだ。空気中の水蒸気が凍ったものと異なるのが面白い。
あれだけの芸術品でも陽があたるとすぐ溶けてしまうから、ほんの一時の芸術品だ。