表紙のデザインが決まった
表紙の左端に僕の名前も原作「尊厳ある介護」
コロナ禍で進めている日本の出版物の韓国版を作る仕事。外出自粛で時間が取れ、どうにか決着をつけることができそうだ。お陰様で僕にとっては第2弾になる出版予定が決まった。
原作は里村佳子先生の「尊厳ある介護」岩波書店刊。初版は2019年5月15日発行された。
介護の現場のリアルな事例が余すところなく載っている。僕自身は現在、介護の苦労はしていないのだが、原作に出てくるいろいろな場面を理解するために、沢山の関係者に教授していただき、約1年半近くかけて翻訳が出来上がった。今回の仕事も1弾目と同様、ソウル在住の2人の仲間との共訳。一人は僕の韓国語の先生の崔孝玉さん、もう一人は彼女の親友孫孝先さんの二人。お二人とも熱心な日本語翻訳研究会のメンバーだ。
インターネットがあるおかげで細かなやりとりがいつでも出来るからこの1年半はPCメール、
SKYPE、ZOOM,LINEと年中いきかった。今のところ発行予定は3月15日。今回の発行も前回同様、韓国の健康メディアとなる。表紙のデザインが何案も提案されたので自分好みのデザインを推したが、残念ながら違うデザインになった。下段写真は表紙のアップ。左端に訳者の名前として僕の名前が一番下にある。韓国の出版事情が良く分からないから総てその後はお任せした。前回の作品、阿川佐和子さんの「看る力」文芸春秋刊はベストセラーになった。今度も反応を期待したい。