南天
山芋コバノズイナ
三浦半島のこの地域は紅葉らしき紅葉がない。一つには紅葉になるための寒暖差が紅葉のメッカと比べるとあまりないこと。そして紅葉する植物が自然に生えていない植生の違いがあるのだと思う。我が家の紅葉らしき紅葉は庭の外れのモミジがあるが、毎年秋ではなく12月末がシーズンなのでもう暫くおあづけだ。
周囲を見回してもポツンポツンと紅葉している木々を見ることはできるが群生していないから面として見えないのが残念だ。
そんな中で、庭の木の中で紅葉している葉をいくつか見つけた。一つは南天。真っ赤な実を鈴なりに付けるので実の方は意識するが、葉の方は意外に意識にない。寒くなってくると端の方から徐々に赤くなる。ちょっと霜焼け風。南天の上に細長いハート型の黄色い蔓は自然薯の蔓。良く見ると苦籠があるので落ちるとまた来年そこから芽が出てくる。下段右側の木はコバノズイナ。5月から6月に白いブラシのような花を咲かせ、秋になると葉が赤くなる。ボリュウムがあるからこういう木が並んでいると見ごたえがある。ちょっとドウダンツツジに似ている。紅葉には縁がない地域だが、意識して植物を選んでいけば小さな紅葉は見られるかも。