


最近、朝になると姿は見えないのだが、椿の木の中に小さな小鳥が数羽いるらしく、か細い声でさえずっている。椿の枝ぶりが小鳥たちが隠れるのにちょうどよいのだろう。小鳥たちはその辺は実にうまく見つけるものだ。
椿の枝がかなり複雑な茂みを作っていて、冬場なのに椿の葉が青々と茂っていて、小鳥たちが隠れるには格好の迷路になってなっている。玄関前の絞りの椿に気を取られていたらそばにある白い椿の木にはかなり沢山の花が咲いていた。
白い椿には珍重される種類があるが、この白い椿は特に特別なものではない。しかし、花びらが白いから真ん中にある雄蕊と雌蕊が実に柔らかな黄色い色を発していて、まるで卵のように見える。鶯やメジロはこの密を実に器用に吸っている。
間もなく立春を迎える。不思議なものでこの寒さの中で蠟梅、水仙、椿など黄色の色だけがとても目立つ。
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