ヤマヤブソテツ
ヤマヤブソテツヤマヤブソテツヤマヤブソテツ
庭の側溝の上にある石垣にいつの間にか羊歯が定着した。石が整然と並んでいるよりグリーンがあると何となくソフトに感じるのでなすがままにしておいた。自分で植えた訳でもなく、自然発生的に増えたもの。それにしても羊歯という漢字は実に不思議な名前だ。色々な植物図鑑は持っているが、羊歯類は全く参考資料を持っていない。だから、今まで調べたこともなかった。池の金魚に餌をあげていて、ふと石の上を見たら、何と不思議な姿だろう。回りをまるで柔らかなたてがみのようなふさふさがカバーしている。カバーしているのは複雑に丸まった羊歯の子ども。一体どのように折畳まれているのだろうかと興味があったが、分解してしまったら気の毒なのでただ眺めるだけにした。図鑑がないので、ネットで調べたら、多分、「ヤマヤブソテツ」という名前らしい。蘇鉄とあるが、一般に見る蘇鉄とは全く関係がないらしい。れっきとした羊歯植物。ゼンマイみたいに先端がくるりと渦を作っているのも可愛らしい。アップして見れば見るほどライオンの顔に見える。大人になった姿は下段右。子ども時代と大人になった姿にギャップがありすぎ。