昼食のメニュー
太刀魚を三枚におろした小鯛の酢漬けを作る天然鯛のカマ
10月はお魚の料理教室「あじの会」は会場の確保がうまくいって、月初と月末の2回が予約できた。いつも教室開催には早朝先生が市場に行って予算にみあった材料を仕入れてくる。夏場の品薄時にはいろいろと苦労の連続らしいが、うまく行った時には先生も元気が良い。いつも市場で仕事をしてから教室にくるから先生が来られる時間は教室の始まる少し前が多い。僕たちは準備があるから早めに行き、段取りをつけたら2階にある喫茶店でお茶を飲むのが習慣になった。それがどうしたことか今回は先生がもう到着していた。先生が早く来ているので仲間たちが「どうしたんですか?」と当然ながら先生に質問することになるのだが、初めは黙っていた先生が「1時間間違えた!」と白状した。以前はよく、教室のある日を忘れて、遅れてスタートしたことがあったので、幹事が前日に必ず確認の電話を入れる決まりになった。普通だったらとっくに教室が崩壊している筈なのだが・・・、我々の先生は実に憎めない人の良すぎるキャラクターなのだ。今回は材料の調達がうまくいき、気分が良くなりすぎて1時間間違ったらしい。だから材料のお魚の種類と量の多いこと。太刀魚、真あじ、イシモチ、エボ鯛、小鯛、ヒラメそしていつもの天然鯛のカマ。もうこうなると食べないで家に持ち帰るお魚の多いこと。先生の贈り物なのだ。