



不思議なことに例年、秋のお彼岸になると今まで見えもしなかったヒガンバナが急に顔を出す。しかし、今年は今までに例がないくらいヒガンバナが顔を出さなかった。今日の写真は秋分の日の次の日、9月24日に撮った。初めの2枚は円覚寺の中の塔頭、龍隠庵の庭。白いヒガンバナはいつものペースだが、赤いヒガンバナは未だ芽を出したばかり。(下段左)下段2枚目は同日の我が家のヒガンバナ。いつもお彼岸になると沢山の赤いヒガンバナが咲くが未だ顔を出さない。よほど例年の気象条件と違ったのだと思う。
お彼岸が9月26日の昨日で終わったが、今年のヒガンバナは珍しくお彼岸の後を飾る花になった。その証拠に下段右端の写真は今朝の我が家の写真。やっとのことでお彼岸が終わったと同時に真っ赤な花が咲きだした。
たまたま9月25日の天声人語にヒガンバナがお彼岸に間に合わなかったことがテーマになっていた。ひどい酷暑が花のペースを見出しているらしい。気象庁の観測では赤とんぼも現れるのが平年より遅れ気味だという。地球の温暖化に歯止めがかからない現状をヒガンバナが訴えている。
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