

家の玄関の前に江戸彼岸桜の老木がある。その横にこれまた古い古いモミジの老木が並んでいる。老木で大きいので木の下には日陰が出来る。桜は春にモミジは秋になると楽しませてもらっているから文句はいえない。モミジの日陰がちょうどウバユリには快適なのだろう。毎年、7月から8月になると数えきれないほどの花を咲かせる。ユリと名前がついているからもう少し派手やかでも良いのだが地味を絵に描いたような花だ。日陰が好きらしく昔から不気味に思っていた。だから正式な名前も知らなかったが余りにも群生しているので調べたら、ウバユリ。ユリ科の多年草。山地や森林に多く自生するとある。花はユリに似ているのだが、葉は全く違う。花が満開になる頃には葉が枯れてしまうことが多いため歯(葉)のない「姥」に例えられたというから先人たちのネーミングの知恵が感じられる。ネットを見たらウバユリの育て方などが沢山載っていた。大事に育てている人もいるのに不気味などと言って毛嫌いしてはいけない。
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