英連邦戦没者墓地
英連邦戦没者墓地英連邦戦没者墓地英連邦戦没者墓地
この墓地は英連邦戦没者墓地委員会CWGC(Commonwealth War Graves Commission)によって管理されていた。この委員会は英連邦で軍役に従事し、第一次世界大戦及び第二次世界大戦で命を落とした170万人近くの戦没者の慰霊を行っていて、世界153ヶ国に散在している中の一つということだ。日本の墓地と違い広大な芝生の中に同じ形の墓石が等間隔で並び、墓石の横に背丈の低い薔薇が植えられていて、一つづつに戦死者の名前、年齢、亡くなった日、仕事が書かれていた。中にはメッセージが書かれたものもあり、少ない語彙力で解釈しても悲しさが伝わってきた。戦死者の年齢もまちまちで19歳や20歳とういう若い人から40数歳の方のお墓もあった。自分の年齢とどうしても比較してしまい、もし、亡くなっていなかったら今は何歳か計算してしまう。100歳を越えている遠い昔の出来事ではあるけれど異国で亡くなり故郷から遠く離れた日本に埋葬されていることを考えると、戦争がいかに愚かなことであるかを改めて考えさえられた。お墓は沢山の日本人によって管理されている。ふりそそぐ太陽の下で黙々と植木の手入れ作業をしている人たちの姿が見られた。