やっちゃんの珈琲たいむ

2025年04月

カエデをお送るために
オニユリIMG_9007咲き始めたクレマチス
アジサイツツジツツジ
大作業が始まる前、家の入口からカエデまでの通路は雑草がぼうぼうだった。
切り倒したカエデをトラックに積める長さにカットして運び出さなければならない。せめて積み出しの通路ぐらいは奇麗にして送ってあげたいと思い、入り口の通路の草刈りを実行。
我が家の草刈り第3弾。雑草の中に毎年顔を出す花々が見送りの準備をした感じだ。
見送る花々は
下段左から昨年から2本になったオニユリ、 続いて白い毛で覆われている葉、ぬいぐるみのように心地良い手触りの羊の耳(lamb’s ear)、初夏に紫色の花を咲かせる。3つ目はクレマチス。ちょうど今咲きだした。最下段アジサイが開花準備中。そしてポスト周りのツツジ。あまりにも通路に出っ張ってしまったので、剪定したために今年はちょっと花付きが悪い。手を付けなかった赤白のツツジは元気そのもの。

カエデと別れる日
2本のカエデカエデと別れる日
今の場所に移り住んで40年。その時に既にカエデの木が2本並んで家の前に立っていて、毎年、年末になるとちょっと遅ればせではあるが我が家の唯一の紅葉を楽しませてもらっていた。1年に1度紅葉するから40回鑑賞したことになる。
樹木の成長は凄まじい。このカエデが伸びに伸び、家に覆いかぶさるようになってしまった。
カエデの根元が傾斜地にあり、木の重さで年ごとに斜めに撓ってきている気もする。
専門家に相談したら、巨木が倒れる前に2本共、切り倒す方が良いという結論になり、大変寂しい話だが切り倒す決断をした。
本来は冬場の方が葉もなく、未だ水分を活発に吸い込む前なので良かったのだが、ちょっと遅れての大作業。作業の前日、記録のために記念写真を撮った。

オオデマリが白く
オオデマリが白くオオデマリが白く
待ちに待ったオオデマリが真っ白に変わった。
グリーンが次第に白く変わっていく。それもいきなり変わるのではなく、微妙にそして徐々に変わるから刻々と変化する過程が面白い。
数年前は殆ど剪定せず、大きな白い花が咲いただけで感激してそのままにしておいたら、一番メインの枝が大きく撓ってその先端が傾斜地の地面についてしまった。大きくカーブする枝に鈴なりの花もなかなか迫力があり、何年かそのままの樹形にしておいたのだが、どうも不安定。思い切ってメインの枝を根元からカットし、枝の再編成をし直した。
しかし、植物のエネルギーは素晴らしい。その後、サブの枝枝が元気に伸びて、去年から空に向かって真っすぐに伸びたオオデマリ。白い花が隙間なく咲いている。

コデマリも満開
コデマリ今年のコデマリ
オオデマリがあとちょっとで白に大変身する。
そのタイミングで東側に育つコデマリが満開になった。コデマリはオオデマリのようには大きくならず、我が家の木は2m弱。名前にマリがついて同じ花の大小に思えるが、オオデマリは初めはグリーンの花を咲かせ、満開に近ずくに従って白に変わっていく。
コデマリは名前こそ似ているものの、初めから白い花が咲くのが大きな違いだ。コデマリの花は7mm~10mmで、20個ぐらいの花が集まって3cmほどの鞠のようになる。
オオデマリは大きいもので13cm位になるからソフトボールとピンポン玉位の差がある。
植物学的にもう少し付け加えるなら、オオデマリはスイカズラ科/ガマズミ属。コデマリはバラ科/シモツケ属だ。

オオデマリ満開寸前
オオデマリオオデマリ満開寸前オオデマリ満開寸前
4月17日にオオデマリのグリーンの花をアップした。
未だ咲き始めで、花の大きさも小さく、グリーンの不思議な花だった。それが日増しに大きくなり、大きくなると同時にグリーンがホワイトに変わっていく様が何とも素敵。オオデマリを漢字で書くと「大手鞠」と書く。ご覧のように花がまりのように球状に集まってつくのでこの名があるのだという。別名テマリバナともいう。元々は山地に生えるヤブデマリ(ちょっと見に紫陽花の花に似ている)の花が総て装飾花になったものだという。上の写真に葉が写っている。この葉もなかなか魅力的だ。長さが7~16cmの広楕円形で、表面の脈がへこみ、しわ状になっている。
花はもう暫く経つとホワイトに変わり、フィナーレを迎える。

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