やっちゃんの珈琲たいむ

2024年04月

ヤエヤマブキ
ヤエヤマブキの花
家の入口に植えてあるヤマブキの花が満開になった。
元々は山地に生える落葉低木なのだが、我が家に育っているのはヤエヤマブキ。ヤエヤマブキは園芸品種だ。
ヤマブキが咲くと馬鹿の一つ覚えのように太田道灌を思い出す。
道灌が部下と狩に行き、大雨に降られる。農家で蓑を借りようと訪ねると農家の娘がヤマブキの花を一つ差し出す。蓑を借りたいのに花を差し出した娘に憤慨して城に帰る。そして、古老にその話をすると、古老が「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」という平安時代の古歌を引いて、「蓑」と「実の」を懸けていることを説明する。それを聞いた太田道灌が自分の知識のなさを恥じ、その後、歌を熱心に取り組むきっかけになったという逸話が残る。
植物図鑑を見てみると、太田道灌の話に出てくるヤマブキはヤエヤマブキだと書かれている。その理由は雄蕊が弁化して、雌蕊も退化しているので、果実が出来ない種類のものだとある。こんな古い時代に園芸種だったのだろうか?




崑崙草
崑崙草咲く
花が咲いても名前が分からないほどもどかしいことはない。
最近はグーグルやその他のアプリで検索することも出来るのだが、種類によっては候補が複数になってしまって困ることもある。だから、人様からいただいた物も、園芸店で手に入れた物も可能な限り名前を付けるようにしている。今日アップした植物は忘れたらきっと思い出せないと思い、プラスチックのネームプレートに名前を書いてしっかり付けておいた。植物に直接つける訳にはいかないから足元に差し込んでおいたのだが、1年経ったらそのネームプレートが無くなっていた。
さてさて困ったことに。変わった名前だということとお茶の先生を訪ねた時に庭に植えてあったのをいただいたまでは思い出すのだが、肝心の名前が・・・。
昨年もほぼ同じ時期に咲いているに違いないと昨年4月のブログを検索したら、思い出せない名前が判明した。花の白さを中国の崑崙山の雪に例えてあるコンロンソウ。川沿いなどの湿った場所に生える多年草。茶花によく使われるようだ。

白ツツジ
白ツツジピンクのツツジオオムラサキ
今年の桜はあっという間に散ってしまった。
桜の後は毎年、決まっていてツツジの登場。我が家にもツツジはあるが、ツツジの名所のような種類がない。探しまくっても5種類ぐらい。それもバラバラの位置に植えてあるので、カラーの帯にはならない。
今日アップしたツツジは真っ白なリュウキュウツツジ。キシツツジとモチツツジを交雑して作られた園芸種だと言われ、数年前に手に入れた。
薄いピンク色と濃いピンク色のツツジ(下段中、右)は両方ともオオムラサキと言う。写真では濃いピンクの花は下側に顔を出している。(下段中、右)
薄いピンク色の花はオオムラサキの枝変わりの曙と言われている。忘れたら思い出せない名前だ。



自分のお誕生日の新聞
1面記事新聞の部分小説
昨日のお話の続編。
参加者のEさんが参加者にプレゼントを持参した。そのプレゼントの何と素晴らしいことか。
コロナ禍で皆と会えなくなってしまった時にZOOMを立ち上げ、リモートで毎週1回ミーティングを続けてきたことは昨日のブログで紹介した。ホストは順番制。初めは慣れていないこともあり、ぎこちない時もあったが、段々と慣れて来て短い時間の中だが、全員が色々と話題を提供してきた。
行動力のあるEさんはいつも沢山の情報を持っていて、大人気。そのEさんがある日、参加者の誕生日の新聞を入手し、共有画面で披露した。
勿論、参加者は自分の誕生日の新聞を見るのは初めて。Eさんは色々調べて、横浜の市立図書館でコピーが出来ることを知り、参加者の誕生日の新聞をコピーして来てくれていたのだ。僕は戦前、他の人たちは戦後の混乱期だから話題は事欠かなかった。その披露した新聞を「自分で持っていても・・・」と、それぞれに新聞を配ってくれたのだ。さり気ない気遣いに皆感動!
そこからの食事会だったから、盛り上がらない筈はない。
今日の写真は僕の誕生日の朝日新聞。何と83年前…自分でも驚いてしまう。











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茅ヶ崎MOKICHI茅ヶ崎MOKICHI茅ヶ崎MOKICHI
僕は社会人になって2年目に転職した。今から58年前のことだ。
その後、38年間勤務して20年前に退職した。
2度目の会社で初めて一緒に仕事をした仲間のグループがある。会社として新規部門を立ち上げて間がなく、まだ手探りで仕事をしていた時代の苦労した仲間だ。名付けて「草分けの会」という。会が発足したのは今から11年前。中途退社の人、女性のメンバーを探すのに苦労したが、時間をかけていくうちに少しずつメンバーが増え、毎年、一度集まってコミュニケーションをはかっている。コロナ禍では会うことが出来ず、4年半のブランクがあった。
しかし、それをきっかけにZOOMミーティングが立ち上がり、毎週1回リモートで会ってきた。そのメンバーが久々に4月18日、茅ヶ崎に集まった。茅ヶ崎の理由はメンバーが静岡、神奈川県在住。集まる時間的なバランスを考えて茅ヶ崎がちょうど中間地点。今や茅ヶ崎の人気のお店「MOKICHI」になったという次第。4年半ぶりに会ったので、話が盛り上がりランチタイムから夕方まで。一人ずつが主人公になり、楽しい時間を共有できた。元気な10人の素敵な仲間はなかなか別れ難たく、今秋にまた会おうと約束して解散した。仲間は皆若い。僕も腰が痛いなんて言っていられない。

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