やっちゃんの珈琲たいむ

2023年11月

ちょっと赤みがさした
毎年、今頃になると紅葉のニュースで花ざかり。
羨ましいくらいの赤や黄色の風景がテレビや新聞に映し出される。三浦半島はもともと紅葉地帯の植生と極端に違うから、もう少し北側に出かけないと紅葉らしき風景にお目にかかることはない。
美しい紅葉を演出する植物が少ないというのが致命傷だ。
我が家で紅葉を楽しめる木はモミジ1本。しかし、モミジは結構厄介な植物だ。若葉と紅葉は楽しめるが、そのほかの時期はかなりの困りものだ。落下物が多すぎる。ちょうどモミジの下に浸み水を集めた池があるが、一年中モミジの落下物をガードせざるをえない。特に紅葉の後の枯葉の量たるや想像もしなかった。
そんなモミジの紅葉は世間様よりタイミングがちょっと遅く、12月から1月にならないと紅葉が楽しめない。因みに現在の状況はご覧の通り、ほんのり赤みが増したくらい。

アメジストセージ
一昨日は二十四節気の小雪。小雪と書いてコユキではなくショウセツと読む。
この写真は小雪当日に撮った記念写真。
このところ少しずつ寒い日が増えてきたと思ったら、暦の中にも雪の表現が登場した。秋から冬へバトンが渡されていく。花のバトンも駅伝のように渡されていくけど、寒くなってくると花の数が減ってくるからバトンが渡せない花も・・・。
大好きなアメジストセージもそろそろ見納めになりそう。全盛期には紫色の花で埋め尽くされていたのだが最近はちょっと花がまばらになって来た。それでも最後の力を振り絞って庭の一角を飾ってくれるから嬉しい。そろそろ来年のために根元からカットするのだが、花が少しでも残っていると切りずらいものだ。もう少し花の様子を見てから冬場の作業を・・・。

名残の薔薇
名残の薔薇名残の薔薇名残の薔薇
我が家で薔薇を育て初めてもう20年近くなるだろうか。
たまたま葉山町の公報で「薔薇の育て方」講座が開かれることを知り、申し込んだ。
募集人員が少なかったのだが、奇跡的に当選。
ところが、講座初日、僕の都合が急に悪くなり、参加できなくなったため、家内がピンチヒッターで参加したのだが、数回の講座だったため、そのまま、家内に参加してもらった経緯がある。だから我が家の薔薇は家内の担当と相成った。
草刈だけは僕が担当するが、消毒、肥料、剪定などの面倒は僕は出来ない。奇麗な花を咲かせるために1年間に何度も花を咲かせない方針なのだが、今年は少しずれて、ちょろちょろと咲いてしまった。こんな時期に咲いた名残の薔薇を今日はアップしてみた。

4色椿の蕾
椿 玉の浦の蕾ガクアジサイの芽蝋梅の蕾
そろそろ霜が降りてきそうな気配。庭の花も殆ど咲き終わった感じがする。
そんな中でも、庭の木々を見ると春に向かって花を咲かせようと頑張っている姿が垣間見える。
特に、椿の木は今が準備中だ。家の周りに何本かあるのだが、特に玄関の前側にある2本は観察木として、育てている。1本は一つの木に4種類の花が咲く。(写真上)
もう一つは玉之浦。(下段左)我が家で名前が付いている椿はこれだけ。もう10年にもなってしまうが、高校時代の同級生のお兄さんからいただいた小さな鉢を地植えしたら3mにもなった。
玉之浦は長崎県の五島列島福江島の玉之浦町にある父ヶ岳の中腹で炭焼きの人が偶然発見したやぶ椿の突然変異種。昭和22年のことだ。花の縁が白くなる世界的な名花。
下段中はガクアジサイの枝。下段右は蝋梅の蕾。アジサイだけ季節が違うがちょうど花がなくなる冬場に咲く花が緑の生き生きした葉を見せている。

ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミ
入院中のお隣の左官屋さんのご主人からコロナ前にムラサキカタバミをいただいた。
春になるとピンクの花が咲く。筋状に植えてピンクのラインを作ろうと思って育てているのだが、なかなかそのラインが出来ない。お隣のムラサキカタバミは道路沿いに植えてあるのでピンクの筋がとても奇麗に見える。とは言え最近はご主人の入院で手入れがされていないこともあり、以前と比べると花がまばら。植物はすぐ反応するから恐ろしい。我が家のムラサキカタバミは2カ所に植えてあるのだが、両方とも丸い塊になって越冬準備に入った。
ハートの先が三つ繋がったような形の葉がとてもチャーミングだ。

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