2023年07月
アメジストセージに蝉の抜け殻


梅雨を気にしていたらいつの間にか夏に。
蝉のジージー鳴く声を聞いたと思たらいきなりヒグラシの声が谷間にこだました。未だ鶯が朝から練習をしているので春と夏のミックスシーズンだと思っていたが、ついに関東甲信地方の梅雨明けが発表され本格的な夏がスタートした。
今度は夕方になるとホースで花々への水やりがルーチン作業になった。
そんな作業をしていたら目下成長段階のアメジストセージの葉の上に蝉の抜け殻を発見!
今年初めて見た。蝉の登場順はニイニイゼミ、アブラゼミが早い。そのどちらの抜け殻だと思うが僕の知識では無理。毎年、蝉の抜け殻を色々な場所で見るが家の周りで鳴いている蝉の数から考えたらほんの少しだ。今までセミの抜け殻を色々な場所で見つけたが、アメジストセージの葉は初めて。二つに折れた葉を足でしっかりつかんでいた。
長い舌




もうひと月も前だろうか…スズランの花を植えてある場所に、ヘビのようなカラスビシャクが顔を出した。今年初めて見つけた時に喜び勇んで写真を撮ったのだが、いくら撮ってもピントが合わずボケボケの写真。その数、10数枚。地面から直立しているカラスビシャクを撮ったのだが、小さいうえに微妙に風に揺れていてピントが合わせにくい。その後も2番手3番手を写真にしたのだが、やはり同じ。
半分諦めていたのだが、ここへきてスズラン畑から何本も生えてきた。風の通り道なのか横たわったカラスビシャクを見つけた。横たわっているから今度はピントが合わせやすくどうにか写真が撮れた。その他にもまっすぐ立っているものもあったのでシャッターを切った。どうにか見られそうなので今回アップした。
それにしても不思議な形をしている。カラスビシャクは春の花で、ハンゲ属に分類される。
ミソハギの季節




やっとのことで関東甲信地方の梅雨明けが発表された。平年よりちょっと遅かった。
そんな梅雨明けをお祝いするかのようにミソハギが咲きだした。元々は山野の湿地に生える多年草。
お盆になると仏前に備えることから地域によっては盆花と言われる。今住んでいる地域も新住民が多くなってきたが昔から棲んでいる地の人たちは「昔はどこの家にも庭にあった」というが、最近はすっかり影を潜めた。僕も聞いたような聞かないような存在だったが、たまたま園芸売り場に小さな鉢を売っていたので好奇心で買ってみた。手に入れてからすぐ地植えにしたが、土が粘土質で悪く、決して湿地でもないのでどうなるか不安だったが、流石、野山に生えるだけあってその後、夏場になると群生する。紅紫色の花が長い穂を作り優しそうに見える。初め1カ所で育てていたが、プラムの木の下でちょっと湿気がありそうな場所にも植えてみたら、こちらの方も年々株が大きくなって夏場の花の少ない時期を飾ってくれ、我が家ではお盆とは全く関係なしに夏の花として楽しませてもらっている。
猛暑の中で




陽当たりというのは実に難しいものだ。普段は陽当たりが悪くて苦労している場所が夏場になると陽当たりが良くなるというのは何とも皮肉な話だ。寒い時に陽当たりが良く暑い時には陽当たりが悪くなってくれれば最高だが、我が家の庭はその逆だから何とも始末が悪い。
今年初めて挑戦しているグリーンの日除け。オキナワスズメウリの活躍を事あるごとに取り上げているが、今年の猛暑はただならぬ暑さ。生まれが沖縄でもこんな気温は体験していないのではと思うほど高温が続く。普段、外に温度計を持ち出して測ったことがないので、試しに外に持ち出して測ってみたら・・・何と37度。
こんな暑さの中で頑張っている植物。そばに置いてあったジョウロの水はお湯になっていた。こんなお湯をかけられたら植物たちも火傷してしまう。夕方の少し気温が下がった時の水遣りで植物たちはやっと一息ついているに違いない。