2023年05月
サツキ咲く


その昔はツツジだとばかり思っていたのだが、いつもタイミングがズレて咲く。そのうちに、この花がサツキだと気がついた。5月の後半に花開くサツキ。ツツジと比べると見た目もちょっと落ち着いた感じがする。5月から6月に花が咲くのにサツキ(皐月)というのも不思議だと思っていたが、旧暦の5月に咲くのでこの名が付いたと図鑑に載っていた。これで納得。
本来は水しぶきの当たるような渓流沿いに生える常緑低木だそうなのだが、我が家に渓流が流れている訳でもなくちょっと場違いな感じがするが、最近は庭木としても幅を利かせている。枝や葉に褐色の毛が多い。面白いのは花びらの上弁だけに濃い色の斑点がポチポチある。上弁を拡大してご覧ください。
最後の後始末


足掛け28年間続いたKENNOSUKE CUP。5月13日の大会を最後に解散をした。沢山の仲間が最後の別れを惜しんだ。毎年、5月の第2又は第3週の土曜日に開催され、25回目が最後の大会になった。レースもさることながら、大会後の懇親会が皆、大好きだった。参加者の多くが長距離航海を目指す人が多く、貴重な情報交換の場として異彩を放った。
会として特に資金があった訳ではなく、毎年、レースの度に参加費を徴収して、レースからパーティーまで全て賄った。その会費徴収のために会として20数年前に銀行口座を開設した。昔は意外に簡単に口座開設が出来た。ところが、1年に1度しかお金が動かなかったため、時々、銀行から使っているのか打診が来た。特にコロナ禍になってからは3年間、口座が全く動かなかったため、銀行側も困っていたようだ。今回最後の大会が終わったタイミングで残金0円に。そして、団体口座を解約することになった。
みずほ銀行逗子支店で開設したので、開設した銀行に行けばよいものと思たら、銀行側の組織改正が行われていて大船支店で解約手続きをするよう指示された。近々、後始末が完了する。資料を整理していたら、昔の預金通帳が出てきた。当初は第一勧業銀行だった。こんなところにも時間を感じる。
赤いブラシ




オオデマリが真っ白な花を咲かせるなら、その隣に真っ赤な花が咲いたら対照的で面白そうだと植えたのがブラシの木。赤いブラシの木とでもした方がより分かりやすい姿、形だ。以前、横浜保土ヶ谷区にある英連邦戦没者墓地に植えてあったブラシの木をみて我が家にも植えたいと思って探していたら、たまたま園芸店でみつけて手に入れた。もう数年経つ。
第2次世界大戦中、日本の捕虜になって日本で亡くなられた1600人近い方々の墓地だ。石に掘られたお名前と年齢をみると悲しい気持ちになったことを思い出す。
ブラシの木に赤いブラシが咲きだしたのは植えてから2~3年経ってから。今年は肥料と天候が幸いしたのか今までで一番数が多い。思わず数えたくなるくらい沢山咲いた。この花は見れば見るほどブラシそのものだ。赤いブラシで何を磨がくのか?
薔薇満開







今年は天候が幸いしたせいか、薔薇の咲き方が久々に安定した。この数年、雨やら塩害やらでちょっと調子が崩れたが、やっと取り戻した感がある。開花前の消毒も功を奏したか。今まで消毒のタンクは手動で圧搾空気を注入する方式の器具を使っていたが、少しずつ領域が拡大してきたので電動の機器に切り替えたら、作業がやり易くなり、手早くなった。
我が家は田舎なのであまり家が密集していないから、お天気が良く、風のない朝を選べば周囲の家々にご迷惑をかけることが無い。消毒して2時間もすれば薬が葉をコーティングしてくれる。
2時間の間に天候の変化がない日を地域天気予報を頼りに決めるのが醍醐味。
1年のたった1回のための作業だけれど奇麗に咲いてくれる一瞬が見れるのが楽しい。