やっちゃんの珈琲たいむ

2023年03月

山桜の花
山桜足元が枯れて山桜の花
今年は天候のせいか桜の開花が例年より早めだとニュースに頻繁に流れている。
庭の東側に昔から山桜がある。桜の木はあっという間に大きくなってしまうから、大きくなる木は狭い庭の中でどう育てるかをきちんと決めておかないと植物に気の毒になる。この山桜も伸びるとすぐ上には東電の線が引き込まれていているからぶつからない様に剪定を余儀なくされる。
かと言って移植するには大きすぎる。毎年、上にあまり伸びないように切っていたら、山桜も分かったのだろう、根元が半分枯れてしまい洞が出来てしまった。そんな体調でも葉と共に可愛い花が数輪咲き出した。白い素朴な花だ。寿命がどのくらいあるのか分からないがもう少しお付き合いしたい花だ。

シャクヤクの芽
ムスカリチューリップと土筆
サンシュウユを真ん中にした丸いコーナーがある。丸いコーナーなのでサンシュウユの次にシャクヤクそしてその外側にチューリップとムスカリが植えてある。サンシュウユとシャクヤクは植えっぱなしだが、チューリップとムスカリは毎年、花が咲くと地面から掘り起し、秋まで網袋に入れて待機させ、晩秋になって植えている。粘土質の土がちょっと荒れていて、新しい土を入れていない環境なのだが、こんな環境下でも約束通り、春になるとちゃんと芽を出すチュウリップとムスカリ。何とも可愛い。
しかし、毎年素人だと思うのはチューリップもムスカリも少しづつ痩せてきてしまう。ムスカリは掘り起こさないで放置すると1~2年はどうにか咲くがそのうちに消滅してしまう。
少なくも前年と同じくらい元気よく育てるテクニックが習得出来たらと思うのだが。

やぶ椿
やぶ椿の花が鈴なり
同じ植物でも陽当たりの関係で満開のタイミングに相当タイムラグがある。
やぶ椿の峠はとうに過ぎてしまったと思っていたのだが、西側に位置する古株が今、満開になった。他の椿の木の根元には沢山の花が落ち、茶色に変色して落ちている。しかし、この椿はご覧のように満開。3月も半ばを過ぎているからかなり遅咲きと言う感じだ。
朝陽を浴びた赤い花がとても奇麗に見える。流石、小鳥たちはこの花を見逃さない。今回も写真を撮るのに側に近づいたら数羽のウグイスが慌てて飛び立った。
小鳥たちにとっては大盛サービスのレストランだ。

ライラック
ライラックの芽
枝のあちこちに若芽が付きだした細い枝。ちょっと頼りない枝なのだが、2~3年前から奇麗な花を咲かせるようになったライラックの木。フランス語ではリラ。和名がとても難しいが、紫丁香花(ムラサキハシドイ)という覚えにくい名前が付いている。香りが良いことは知られていたが、僕はこの名前にひかれて小さな鉢を手に入れた。
当初は張り切ってたまたま園芸店に並んでいた色違いの3鉢を買った。しかし、残念ながら1本枯れてしまい今は2本が頑張っている。ただ、違う色の筈だったが2本とも同じ色が咲くから、初めの表示が間違っていたのだろう。ライラックは南国の木ではないから涼しい場所を好むらしい。
我が家は南に山を背負っているため、陽当たりで見たらうってつけだと思ったのだが、それでも暑すぎるのかもしれない。花が咲くまでには今しばらく時間がかかるが、今年も早く花が咲かないか心が逸る。

木瓜満開
木瓜の丸い花たち
寒空の中で鋭い棘だけが目立っていた木瓜。
そのうちに小さな葉がところどころに付き始めたと思ったら、小さな小さな花芽が付いた。そのスピードたるや想像を絶する。このところ少し気温が上がったと思ったら、いきなりご覧のように木瓜の花が一斉に咲きだした。もう少しゆっくり時間をかけて順番に咲いてくれると楽しめたのだが、今年は異常にスピードが速かった。春を待ち焦がれていた木瓜の気持ちが一気に爆発した感じだ。
毎年咲くたびに感じることだが、木瓜の花は丸いお椀のような形がとても可愛い。ところが油断大敵。この花の側には恐ろしいほどの鋭い針が隠れているのだ。以前、メジャーで測ってみたら長いものは5cmもあるのがあった。木瓜の鋭い針はちょと太めの縫い針のようだ。一体何の役目があるのだろう?可愛い花が咲くのを見るたびに考える。


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