2022年11月
土の質が悪いのに
土が良くないともぐらが出てこないと一般的には言われるのだが、我が家の庭の土はすこぶる悪い。粘土質で穴を掘るにも大変な労力がいる。粘土質だから水はけも悪い。庭で育てる植物も穴を掘ったら少し大き目に掘って、栄養のある土を補給してあげないとうまく育たない。
その昔、陶芸を趣味にしている友人が来たので、庭の土で焼き物は出来ないか尋ねたら一笑に付された。
だから土の質についてはかなりの疑心暗鬼なのだが、もぐらだけは食べ物がないためか、庭のあちこちを掘り返している。どういう訳かもぐらが積み上げる土が普段、目にする粘土質の土と全く違うように見える。細かく粉砕されているから違う土のように見えるのか・・・。相変わらずもぐら塚が出来る場所は敷石の周りとか芝生の縁とか境界線上。ヒガンバナが毎年咲く領域には近づいている形跡がない。
開花寸前
サンシュウユの葉も
紅葉の隠れモミジを発見したが、その他に雨風で落ちた葉がないか見たら、サンシュウユの葉が落ちていた。そろそろ丸裸になるタイミングなのか。葉が重いせいか落ちた葉が皆根元に固まっていて、行儀が良い。サンシュウユ(山茱萸と書く)は落葉小高木。その昔、中国から渡ってきた。その昔は薬用植物として植えられていたそうだが、現在は花木として植えられていることが多いのだそうだ。春になると黄色い花が密に咲き、秋になると赤い実がなる。
この実を漢方薬や薬用酒にして飲むというから、現在も原料として使われているかも知れない。
この木を植えるきっかけは「ひえつき節」の歌詞。寂しげだけれど心惹かれるメロディー。それもその筈、那須の大八と鶴富姫の悲恋の歌。ひょっとしたらサンシュウユのことを歌っているのかと思ったら、お恥ずかしい知識不足。歌の中にある歌詞は山椒(サンシュウと歌っている)のことだという。
紅葉はもう少し先
天気予報通り全国的に雨になった勤労感謝の日。予報より少し遅れてW杯が始まる頃から風雨が強くなった。そんな中、真夜中にサッカーを観戦。前半は完全に負け試合だと思っていたゲームが後半にひっくり返った。日本チームの力がじわじわとアップしていて嬉しい限りだ。韓国の友人からもテレビを見ていて感動場面を何枚もメールで送ってきてくれた。
その翌日、庭に出てみたらモミジの落ち葉が沢山落ちていた。特に池の上にはモミジの落ち葉だけ。そして吹き溜まりになる玄関にも。普段、モミジの木の見える範囲は下の方だけ。下の方は未だ青々としているのに落ち葉は紅葉したモミジ。どこに紅葉したモミジが隠れているのか2階の窓から眺めたら、モミジの下側は青々としていたが、上の方はほんのりと紅葉らしい枝枝が・・・。テレビでは各地の紅葉のニュースが流れるが、我が家の紅葉は今年も1歩遅れての紅葉だ。