2022年09月
万両の実
庭の傾斜地に万両の木が育っている。昔は雑草と見違えるほど頼りなくひょろひょろだったから、毎年カットしてしまっていた。赤い実をつけるようになってこれは大事にしてみようとなった後は少しづつ1人前の植物として成長。今は茎が樹木になってきた。
自分で植えた訳ではないのに、庭の数カ所に同じような姿が見えるようになった。多分、鳥たちが赤い実を食べた後、種が地面に落ちて育ったものだと思う。今はグリーンの実がたわわになっているが日増しにこのグリーンが赤く染まっていく。
そばに千両も見つかった。万両は実の数がとても多く、垂れ下がっているのでクリスマスツリーのオーナメントのようでなかなか素敵だ。
今年はいつになったら赤く変化するか楽しみだ。
暦代わりに
半夏生(ハンゲショウ)と聞く度に面白い名前だな~と思う。
暦の七十二候では夏至から11日間目、7月2日頃より5日間を半夏生と呼ぶ。ちょうどその頃に花をつけるのでこの名前が付いたという説と花に一番近い葉が白くなるので半化粧とうい説があるそうだが2つの説があった方が夢があって面白い。夏場随分長い間白い葉が次々に出て存在感をアピールしていたがそろそろ終盤。白い葉が出ているときには半夏生と分かるが白い葉が全く見えなくなってから半夏生と分かる人は少ないだろう。
この半夏生の葉が少し秋めいてきた時から今度は黄色い斑点が出てくるようになった。全ての葉でもない。白くなった葉が変化したのかもともと白くなかった葉なのかはよく観察していなかったから分からない。これからの変化が楽しみ。
ヒガンバナがお彼岸に咲くように、半夏生も7月の初旬に咲くので、昔から沢山の地方で農作業の目安にしていたという記録がある。植物の成長を暦の代わりに使う昔の人達の知恵がなんともロマンティックだ。
やっと雑草が刈れた!
ヒガンバナがどこに咲くのかは目印をつけていないから良く分からない。
目印を付けておこうと考えたこともあるが野生の花は自然に咲いてくれるところに感動がある。
そのため、タイミングを間違えると雑草を刈る時、ヒガンバナだけでなく折角咲こうとしている花々を頭からカットしてしまうことがある。せっかちだから分かっていて失敗を繰り返していた。
そこで今年はヒガンバナが咲くまで長時間我慢していたら、雑草が伸びに伸び仕事のボリュウムが増えてしまった。やっとのことでヒガンバナのピークも終わったので雑草刈りに取り組んだ。先ずは植えてある植物の根元を丸く鎌で刈り込み、その後に電動の草刈り機を使って一挙に刈る。ビフォー&アフターがはっきりするから草刈りをした後は気分が良い。今回は1時間余りで雑草がなくなった。なくなったと言っても根こそぎとる訳ではなく、地面から出ている部分だけだから来年もちゃんと生えてくる。雑草の中に赤いヒガンバナを見つけたので切らずに残した。それだけではない、既に冬場に咲く水仙の芽が出て来ていた。季節は止まらず遠慮なく進んでいく。
我が家のリンゴ
そろそろ我が家のリンゴも収穫の時期を迎えました・・・。
冗談です!
実物は1cm足らずの可愛いリンゴまたの名をヒメリンゴです。最近はミニチュアがとても人気で車の模型が手に入る車関係の雑誌は当たれば相当売れそう。
もう30年以上前、ここに転居してきて、初めて参加した夏祭りの盆踊り会場にヒメリンゴの苗が売っていました。面白そうだったので買ってきて庭に植えのが今も元気なのです。
その後、小さなリンゴがなったりならなかったりしましたが、今年は可愛い実が20個ぐらいなりました。一つづつを見るとまるで何分の1かのミニチュアです。でも本当のリンゴの成り方とは違うようです。ヒメリンゴの隣にプラムの木を両サイドに植えたので丸い実がなる木が3本並んでいます。
ヒメリンゴは樹齢が30数歳なのでかなり立派。あまり背丈が大きくならないよう剪定をしている関係もあって、大関の貴景勝のようにがっちりしています。拡大してみると可愛い実なのでもう少し大事にしないと。