2022年04月
ピータン甕の中に
もう何十年も前に中華街に行ってピータンの甕を買った。当時はまだよく知られていないこともあって、二束三文で売っていた。転居するたびにこの甕も転居した。10数年前に倒してひびが入ってしまったが、接着剤と針金で補強して今も現役だ。この甕にメダカを飼っていたのだが、いろいろ対策を打つものの、いつもトンボが卵を産んでいつの間にかヤゴが育ってしまい、飼っているメダカが何度も全滅した経験がある。昨年からはメダカを飼うのを止めて、水草のコウホネと小さなミズクサだけを育てている。ミズクサはネーミングもそのものずばりだが、買って来たわけではなく、他の水草を買ったときにくっついていたものが育ったもの。太陽が当たるとあっという間に2倍に増える。冬場も乗り越える強者だ。ハスのような葉が甕の中で伸びてきたが、これがコウホネ。甕の下には泥が入れてあって、その泥の中に根がぎっしり詰まっている。雨が降るたびに水位が上がるが、コウホネも茎が少しずつ伸びるから水面との追っかけっこ。夏場に小さな黄色い花が咲く。
そしてスズランが咲く
オオデマリとコデマリのそろいぶみ
今年もオオデマリが咲きだした。ハナミズキもちょっとグリーンの色からスタートしたが、オオデマリはご覧のように花が大きいし、グリーン色も相当長い間キープし続けている。例年と花は一緒なのだが、実はオオデマリの幹が昨年の台風時に裂けてしまい、残念だったが、切らざるを得なかった。それを切ったら何だか樹形が悪くなってしまい、一方に傾いて花が咲くようになったしまった。ちょっと形が悪いけれど我慢我慢。そしてもう一つはコデマリ。我が家の仲間入りは相当後だが、コデマリらしくちょっと小柄に白い花を咲かせている。同じ名前がついているが、花の形は全く違う。面白いのはオオデマリは薄緑から白に変わるが、コデマリは柔らかな薄茶色から白に変わる。デマリ2つのそろいぶみだ。
大雨の後で
未明の2時過ぎ、有線放送で目が覚めた。大雨警報が発令されたお知らせだった。雨の音が激しさを増していたが、すぐ眠りについた。2時間後に警報が解除されてまたまた有線放送。
桜とカエデの花が庭に落ちに落ちて何とも汚らしい。新しい竹ぼうきも購入して地面が乾いたら掃除をしようと思っていたら矢先に今度は大雨。
朝起きたら地面がすっかり濡れまくっていた。
ところがこの大雨が味方に付いてくれた。地面が乾いたら掃こうと思っていた桜とカエデの花びらが大雨で側溝に流されて側溝の穴に集中していた。側溝の穴は側溝が落ち葉やごみで詰まらないように手作りの網のフィルターがつけてある。そのお陰で網の上に桜とカエデの花びらの山が出来ていた。下段右端は山盛りになっていた花びらを取り除いた姿。大雨が一足先に大掃除をしてくれたのだ。側溝の穴は相当あるが、水の通り道は均一ではない。そのため、水が沢山流れるところには花びらの大きな山。少ないところには小さな山が出来ていて、水の流れの特性を知る上でも勉強になった。