数年前に傾斜地に萩の苗を植えた。お陰さまで順調に育って、毎年花を咲かせてくれるのだが、僕が考えたいたようにはなかなか咲いてくれない。苗は１本しか植えなかったのだが、いつの間にか２本に増えていて、枝が伸び、緑の小さな葉が夏の終わりごろから付きだす。これに紅紫の可愛い花が咲く枝が何本も出てくれれば花が噴水のように見えるのだが、まだそこまで育たない。
もう暫く丁寧に面倒を見る必要がありそうだ。
そんな萩の木に小さな黄色い蝶が最近よく集まる。紅紫の花に集まるのではなくて小さな萩の葉に止まっているのが興味ある。因みに葉の大きさは２ｃｍ位。
蝶の種類は何だか分からないが、小さな萩の葉に似ている。今回小さな黄色い蝶を撮ろうと頑張ったのだが、動きが早くて何枚もシャッターを切ったがほんの数枚だけしか撮れなかった。黄色い小さな蝶はペアーで飛んでいる。
何だかパズルのような写真になってしまったが、萩の葉の大きさの黄色い蝶を探してみて。

メダカ鉢と池の中にホテイアオイが浮いている。
池のホテイアオイは日陰なこともあり、なかなか育たない。更に池の中に棲んでいるアメリカザリガニがホテイアオイが好物らしく、入れるやいなや食べてしまうのですぐ池から消えてしまう。池に浮き草が何もないのも魚たちにとっては寂しいのでメダカ鉢で育ったホテイアオイを次々に移動している。
ホテイアオイは毎年夏の朝に薄紫の綺麗な花を咲かせる。しかし、今年はどういう訳か今まで１度しか咲かなかった。天候の影響かとあまり期待していなかったのだが、朝、見まわったら珍しくホテイアオイが咲く寸前だった。時間は朝８時。相当朝寝坊のホテイアオイだ。今までは外に出ると綺麗に花開いた姿をみていたのだが。（下段の写真）
朝寝坊のホテイアオイが一体いつ開くのかと思っていたが、１時間後に覗いたらいつもの綺麗な姿に変わっていた。昨夕にメダカの夕食をお給仕している時には咲きそうな気配がなかったのに、朝までの間に大きく変化するホテイアオイのエネルギーに驚かされる。

我が家に塀があればそれに沿わせて育てる植物がいくつかある。
花が綺麗なのは蔓性の薔薇そして時計草、クレマチス。実がなるものではムベがあるが残念ながら蔓の特性が生かされていない。薔薇は蔓のように伸ばさず、ある高さでカットしているから蔓性ではないように見える。クレマチス、ムベ、時計草は見るからに蔓そのもの。塀がないからクレマチスとムベはオベリスクを立てている。立てるといっても限界があるから１．５Ｍ位の高さで我慢してもらっている。
時計草は庭の真ん中に設置したアーチに絡んでいるのだが、剪定を特にしなかったら、まあまあ良く伸びること。アーチの天辺で行き場がなくなった蔓同志が絡み合ってこんもり状態。既に花が咲きだしてから半年近くなる。半年間近く咲いてくれる花というのもそんなに沢山はないだろう。
正に時計そのもの。形の面白さと寿命で感謝状ものだ。