やっちゃんの珈琲たいむ

2021年06月

ソウルの朝
ソウルの朝
お花の話ばかりアップしているのでたまには別の話題に。
ソウルの友人が最近、漢江(ハンガン)の側に転居した。周辺がどういうところなのか興味があるものだから、散策に散策を続けている。もともと朝の散歩を欠かさない人で梅雨入り前のソウルを傘をさして歩いているというからその気力はすごい。いつも健康に注意を払っているので見習うべきところは沢山あるのだが、僕などは三日坊主になってしまい、継続できないのが正直な話。
友人が今回転居した場所は漢江(ハンガン)の近くの北側。河を隔てて南側(江南カンナム)を見るとご覧のような高層のマンション(韓国ではアパートという)が立ち並んでいる。生憎、梅雨で小雨が降り、上層階には雲がかかっている。
最近、韓国はニュースにも時々とり上げられているが住宅が高騰して益々格差社会が広がっているという。もともと、漢江(ハンガン)を境に南側の江南(カンナム)は富裕層の地域と言われているが、高層アパートの価格はうなぎ登り。いま写っているアパートでもソウル市街を一望できる高層階は10億円単位で発売され売りだしと共に完売するというから一体どういう人たちが買うのか考え込んでしまう。どこの国も同じような格差社会が拡大しているのだろうか。

半夏生1
半夏生2
家の入口近くに今、紫陽花がカラフルに咲いている。
同じ紫陽花でも土の性質で色が変わるとよく言われるが正にそれを実証しているのが我が家の紫陽花。同じ紫陽花の枝を挿し木にしたら両方とも昔からあるかのように育った。でもその二つがブルーとピンクに分かれた。
そのピンクの紫陽花をバックに今、葉の半分が白くなる半夏生が咲きだした。半夏生という名前は実に不思議なネーミングだ。広辞苑を引いてみると半夏生とは七十二候の一つ。夏至から11日目に当たる日をいうとある。今年の夏至は6月21日だから11日目は7月1日。この日が半夏生なのだそうだ。僕の暦には記されていない。半夏生はドクダミ科の多年草。本来は水辺に生えるらしい。我が家の場所でいきいき成長しているのでよくよく考えてみたら、半夏生の場所は山の浸み水が流れるところだった。

カボチャ
カボチャ2カボチャと皇帝ダリア
庭の一角に毎年トマトを育てる小さなスペースがある。今はその真ん中に皇帝ダリアが伸びている。昨年から我が家の仲間になった。昨年は到底皇帝とは言い難い小さな花が咲いた。
その皇帝ダリアを囲むかのようにどこかで見たような葉が出てきた。初めは何だか分からなかったが、暫く経って気がついた。毎年植えないのに顔を出すカボチャがスクスクと育ちはじめたのだ。野性的でみるみる中に大きくなり、間違いなくカボチャの苗になった。この数年、植えている訳ではなにのに、必ずこの畑から芽を出す。いつも1本だったが、今年は何と4本も。もともと生ごみを捨てるコーンポスターの種が発端。今まで放りぱなしだったので、一度だけカボチャがなったことがあるが、その後は収穫ナシ。
さて4本も出てきてしまったカボチャ。今年は育てないと無責任かな?
育て方がいろいろ出ているので参考にして挑戦することにした。

桔梗
桔梗
庭の入り口に植えてある桔梗。毎年律儀に芽が出て花が咲く。少しずつだが、増えている感じ。
我が家にある数少ない和風を感じさせる植物だ。植えてからもう随分時間が経っている。高校時代の同級生のお兄さんが育てていたものをたまたま家を訪ねた時に鉢でもらった。鎌倉の自宅の庭に沢山の鉢で育てていた。僕がいただいた時、もっと下さると言っていたのだが、図々しく沢山いただくのも失礼だと思って1鉢だけいただいてきた。花が咲くたびにその時のことを思いだす。
その後、数年してお兄さんは亡くなった。そして同級生もパーキンソン病になり、更に認知症が進んで今は鎌倉の特養ホームに入っているいるが、コロナでこの1年以上面会は出来ない。
娘さんが面倒をみているが、娘さんも満足に会うことが出来ないと言っていた。桔梗を育てていた鎌倉の借家は住人がいなくなり、契約を解除した。
桔梗が咲くたびに友人のことを思いだす。健康でいることがどれだけ大事なことかを桔梗が教えてくれる。

シャスターデージー
シャスターデージーシャスターデージー
その昔、マーガレットが欲しくて、たまたま園芸店にあったものを手に入れた。一度、花が咲いたが翌年はすっかり消えてしまった。いつの間にか無くなってしまった…という印象だ。折角、手に入れたのに、枯れてしまい、がっかりしていたが、翌年、似たような苗を見つけ、喜び勇んで手に入れた。
今度は実にたくましく、一年中緑の葉が生えている。その時点でこれは違う品種だと気がついたが、マーガレットに似ていれば良いと思って育てて3年目。
今年も元気に花を咲かせた。よほど環境があっていたのか、今や一番大きいのは120cmもある。改めて種類が何か調べてみたら、真ん中が黄色で周りに白い花びらの花は数えきれないほどある。大体がキク科に分類されている春の花だ。
背丈や花の大きさ、葉の形から我が家の花を調べたらシャスタ・デージーと判明。もともとはフランスキクや日本のハマギクなどをかけ合わせた園芸種だということが分かった。敷石の横に植えたら、伸びて伸びて敷石が歩けなくなってしまった。折角育ってきたので花が終わるまで我慢することにした。

このページのトップヘ