



5月の末に高校時代のクラスメイトが急逝した。死因は肺血栓症。ちょうど新型コロナウイルス禍の真っただ中。それまでの持病は特になかったというから新型コロナウイルスの犠牲になってしまったかと思ったが、そうではなかったらしい。
高校時代教室の一番後ろの席に僕も含めて運動部に属していた仲良し4人組がいた。その中の一人。柔道部で男性から見ても羨ましいくらいのハンサムボーイ。柔道部にしてはスリムだったが、大学に入ってからは空手に替え。主将になった。だからいつも強そうなイメージしかなかった。
そこえ息子さんから彼の携帯電話を使って訃報を知らされた時にはびっくりして暫く真っ白になった。家が近いこともあり、時々会うことがあったが、横浜市の建築局に長い間勤務した真面目な親友だった。四十九日の法要も終わり、霊園に埋葬されたことを聞いて梅雨の合間を狙ってお墓参りに行った。公務員になってから海が大好きでよく海に潜っていたこともあり、生前確保した霊園は三浦市の海沿いの高台。霊園から海が見えた。
高校卒業時には50名いたクラスメイトは既に22名の仲間が黄泉の国へ。立派なクラス会が出来る人数になっている。会える人が少なくなってしまうのはいつの時代でも寂しい。