やっちゃんの珈琲たいむ

2020年01月

ヤリイカの雌
ヤリイカの雄と雌
イカは今まで数え切れないほどさばいているので、かなり慣れてきた。
イカのさばき方を整理して簡単に順番を書いてみる。
① イカを裏返してまな板の上に置く。
② 耳の先っぽから胴の付け根に向かって上の肉だけ切り開く。(上の写真)
③ 開いたら、中に残る内臓を取り除き、背骨をとる。
④ ヤリイカは耳を持ち上げると皮がきれいにむける。
イカは毎回先生から素早く水分を取って、できるだけ空気に触れる面積を少なくするために丸めて保存しろとアドバイスを受ける。
あとは足の処理。下段の写真が胴から外した脚と内臓。内臓はまな板に置いてよく見るとわかるから、そこで内臓と脚を切り離す。脚は長いのが2本、短いのが6本ある。脚の上に目と烏口(丸い硬い口)があるので取り除けばよい。
今回イカを開いたら、胴の中に白いブツブツとしたものがいっぱい詰まっているのを発見。(上の写真)ちょっと見にくいかもしれないが実はこれは卵。卵があるということはメスのイカ。上の写真をよく見ると内臓の中に赤い部分が見える。オスにはこれがない。
イカめしという料理があるが、雌のイカの卵をヒントにしてできたものらしい。





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ホンガマス、青あじ、真あじお刺身イワシの骨の唐揚げ
今年の第1回目の「あじの会」が1月22日に開催された。いつもだと先ず教室が開かれて、その後に新年会という順番になるのだが、今年はその順番が逆になった。皆とコミュニケーションを交わした後の教室だったので、先生も張り切って、予算内で少しでも参加者が喜びそうなお魚を見つけて仕入れてきた。
上のまな板に載っているお魚が今回の材料。左から厚岸産のほっき貝、イカの中でも最も好まれるヤリイカ。今年は不漁でお値段が高騰中。右側のお皿にはイシモチとイワシが6匹載っている。更に手に入れた本カマスと青アジと真アジをお刺身にして皆に配った。
いつも昼食では食べきれない量のお魚をいただくから、食べきれないお魚は加工して自宅に持ち帰る。下段の写真(中)はホッキガイ、ヤリイカそしてカマスとアジのお刺身のお皿。右端の写真はイワシの骨の唐揚げ。イワシの骨は唐揚げにするととても美味しい。作り方は簡単でイワシの骨に塩、胡椒をふりかけ暫くして、小麦粉をまぶした後に2度揚げする。旬のお魚の骨の唐揚げを是非、作ってみていただきたい。今回のお昼は更にイワシのかば焼きがあったから完食できず、かば焼きは全部持ち帰り。


お魚の作品
世の中器用な人がいるものだ。お魚の料理教室の新年会の折に仲間の一人がスマホに写った写真を見せてくれた。スマホの中で拡大してもそんなに大きくは見えないから写っている写真がよくわからない。お魚であることは確かなのだが、説明を聞いてもよく分からず半信半疑だった。
そんな会話の後の教室(1月22日)に当のご本人が写真に撮った現物を引っ提げてやってきた。
まずは写真をじっくり見ていただきたい。
この写真を見て説明ができたら相当目がよい人だ。
実はこの写真はお魚の教室の仲間の貴重な作品だ。普通の額縁より厚みのある額縁の中に2尾のお魚が載ったお皿が入っている。下側にはお魚のスケッチが添えられている。もともと趣味が絵画で今でも作品を描き続けているとは聞いていたが、たまたま募集していた市民大学の講座「干物の魚を彫刻する」に参加して作り上げたお魚の彫刻。指導は多摩美術大学の彫刻家の先生だそうだが、先生が持参した煮干しを生徒に選ばさせ、それを観察した後に木彫で作った作品。小さいほうがモデルになった本物のお魚で、大きい方が木彫の作品。
ガラス越しに見ているとどっちがどっちか判別できないくらい精巧にできている。もともと絵画を勉強している人ならではの作品だと感心してしまった。1枚の板で作っているというから発想も面白い。

白い水仙黄色い水仙蝋梅の黄色
初雪が1月18日に降ったものの、今年の1月は例年に比べて実に暖かい。降るべきところに雪が降っていないというニュースが連日流れているので、気分的にも例年に比べて温かいのだと思ってしまう。といっても薄着をしている訳でもないから、やはりそれはそれなりの寒さであることは間違いない。
例年、今頃は霜柱が現れたり、メダカ鉢に氷がはるのだが、今のところそんな気配も全くない。そんな中、水仙だけは予定通り咲いていて、寒空の中に仄かな香りを漂わせている。いつも秋の後半に雑草を刈るのだが、昨年は水仙が生える場所に印をつけておいたので、水仙の葉の先端が雑草を刈るときに切られた跡もなく、緑の葉がとがっていて気持ちが良い。白い水仙は何種類かあちこちに咲いているのだが、昨年、黄色の水仙を手に入れてきて植えたら、ちゃんと忘れないで花を咲かせた。場所がコーンポスターの横なので、生ごみを捨てに行くたびに黄色のツートーンが目に入り存在感を示している。庭に花がない時期、白と黄色があるだけでも温かいものを感じる。黄色といえば昨年から咲き続けている蝋梅もちょっと微妙に黄色い色合いが違うが、相変わらず途切れることなく今も咲いている。

どんど焼き
長い竹竿に網籠をぶら下げて広場に組み立てられた25mのどんど焼き若い町長がご挨拶
午後1時点火どんど焼きに火がついたお餅焼きの待機中
毎年行われる町の重要イベント「どんど焼き」が1月19日の日曜日に開催された。
場所は家からちょっと離れた広場。幸いにお天気に恵まれて風もなく真っ青な空の下で行われた。風がなかったからどんど焼きを囲む消防団員の顔も優しい。毎年この時期には北風が吹くから、どんど焼きの最高潮になると我が家の方に燃えカスが飛んできて庭に落ちる。直線距離にしたら300mぐらいはあるので危険はないのだが、この時期は乾燥しているから油断は禁物。
松が明けると子供会が親子で正月飾りやお札(おふだでおさつではない)などを回収にくる。我が家は玄関の扉にいつも飾る正月飾りとお茶でお世話になっている北鎌倉の龍隠庵でいただいたお札しかない。回収に来た子供たちにお年玉を包んで上げるのがこの地域の習わし。
当日は町内会長のご挨拶で始まり、先日の選挙で再選された若い町長さんのご挨拶そして消防団長さんの注意事項で25mのどんど焼きタワーに点火。どんど焼きが燃え尽きると長い竹竿の先に網の籠に入れたお餅をどんど焼きの残り火で焼いて無病息災、一家の健康、交通安全などもろもろを願う。集まった人たちが真剣に取り組んでいる姿がローカルの良さか。



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