やっちゃんの珈琲たいむ

2019年09月

彼岸花満開
東部湘南クリニック新湘南バイパス茅ヶ崎JCT下病院の隣の公園
遅れて咲いたヒガンバナを見つけたのは病院の駐車場。病院とヒガンバナ・・・なんだか組み合わせが悪いが、ヒガンバナと抹香臭いネーミングにしてしまったのは人間の勝手。本来はヒガンバナはお彼岸には関係ない。
高校時代のクラスメイトが茅ケ崎にある施設に入って1年が過ぎた。ちょっと認知症が進んでいる上に、パーキンソン病でも長い間苦しんできていて、なかなか良くならない。普段は施設で生活しているが、パーキンソン病のために月1回のペースで東部総合湘南病院に通院している。僕は時々施設にお見舞いに行くのだが、どうせ行くなら少しでもお役に立てた方が良いと思い、病院に行く日にお見舞いに行き、施設から病院までのアッシーを駆って出た。
今まで何回かお手伝いしているのだが、病院へのルートがなかなか難しい。ルートはほぼマスターできたが、いつも余裕がなく、どの辺に位置するのか調べたら、新湘南バイパスの茅ヶ崎JCTの真下だということが分かった。細い一方通行が多い道だから、慣れないと逆走の危険が大いにありそう。予約制で診察が受けられるから待たされる時間はそんなにない。
さて、診察の結果は・・・現状維持。今回は前回伺った時より足元がしっかりしていた。その時によって体調が大きく変化する。少しでも良くなるようにお手伝いしたいのだが完治が難しく悪くならないように治療するということだから現状維持ができれば良しとしなければならないというのが辛い。

龍隠庵の床
鈴虫の籠鈴虫まで
9月2度目のお茶のお稽古。しかし、このところ困った事態が・・・。何が原因かが分からないのだが、左足の膝が痛むようになってしまった。予想もしなかった。2、3ヶ月前から急に発症。車の運転は特に問題がないのだが、歩くことが結構つらい。ましてや、お茶で正座をすることはかなりシンドイ。前回痛いのを我慢して濃茶に挑戦したものの最後、水屋に戻る時にすんなりと立てず手こずった。しかし、ここで休んでも意味がないので暫く様子を見乍ら取り組むことにした。
そんな茶室で素敵な素敵なものを見せてもらった。いつもお借りしている龍隠庵の床の壁に先代の円覚寺管長さんの書が飾られている。その下にはワレモコウが活けられ床の間に鈴虫の籠が飾られていた。よくよく見ると籠の中に一匹、外に二匹の鈴虫がいる。鈴虫は金属で出来ているのだが、実に精巧に出来ていて、まるで本物のよう。籠は実際に鈴虫を飼うことが出来る本物で素晴らしい工芸品。
これだけで秋の演出は十二分。床の間から鈴虫の気品のある声が聞こえてくるかのようだった。こんな環境なのに座れないのは余りにも無残!


境内で運動会の予行演習
幼稚園の運動会予行演習
円覚寺の山門と仏殿の間に大きな広場がある。その広場から可愛い音楽が流れてきた。龍隠庵への道の途中なので仏殿で止まって見ていたら、幼稚園の運動会の予行演習をやっていた。園児さんの数は20人足らず。保母さんが3人がかりで行進の指導をしていた。それがとても可愛い。広場の横には昔懐かしい石灰のバケツと赤いライン引きが置かれていた。
ほんのちょっとの時間だったが見学していた。園児さんたちの真剣な取り組みが何とも可愛い。いつまでも見ていたかったが、お茶のお稽古の準備があるので諦めて移動。
何気なく広場通路の横を見たら、写真撮影禁止と日本語と英語で表記された看板が立っていた。慌ててカメラを鞄の中にしまった。看板を見てその意味をいろいろ考えた。いつの時代から日本はここまで警戒しなければならない時代になってしまったのだろう。こんな看板を立てなくてもよい時代が来て欲しい。

白いヒガンバナ咲く
赤いヒガンバナは未だ我が家のヒガンバナ9月27日の朝
不思議なことに例年、秋のお彼岸になると今まで見えもしなかったヒガンバナが急に顔を出す。しかし、今年は今までに例がないくらいヒガンバナが顔を出さなかった。今日の写真は秋分の日の次の日、9月24日に撮った。初めの2枚は円覚寺の中の塔頭、龍隠庵の庭。白いヒガンバナはいつものペースだが、赤いヒガンバナは未だ芽を出したばかり。(下段左)下段2枚目は同日の我が家のヒガンバナ。いつもお彼岸になると沢山の赤いヒガンバナが咲くが未だ顔を出さない。よほど例年の気象条件と違ったのだと思う。
お彼岸が9月26日の昨日で終わったが、今年のヒガンバナは珍しくお彼岸の後を飾る花になった。その証拠に下段右端の写真は今朝の我が家の写真。やっとのことでお彼岸が終わったと同時に真っ赤な花が咲きだした。
たまたま9月25日の天声人語にヒガンバナがお彼岸に間に合わなかったことがテーマになっていた。ひどい酷暑が花のペースを見出しているらしい。気象庁の観測では赤とんぼも現れるのが平年より遅れ気味だという。地球の温暖化に歯止めがかからない現状をヒガンバナが訴えている。

境内は外国のお客様だらけ
秋分の日の翌日にお茶のお稽古があった。9月の2度目のお稽古。現在一緒にお稽古している仲間はヨット仲間の9人。残念ながら風邪をひいたり、家の都合が悪かったり2名がお休みだったが、出席者は7名だった。今回の水屋当番はさいたま市からくるMさん。遠方からやってくるので少しでもお手つだいをしたいと、いつもより早めに家をスタートしたものの、逗子市に入ったらやたらに道路が渋滞している。やっとのことで鎌倉にたどり着いた。鎌倉もいつもより道路が混んでいる。特に段蔓には外国のお客さまでいっぱい。特に今の時期は紅葉には早いし、秋の爽やかな風を感じながら歩くには蒸し暑い。北鎌倉に入っても外国のお客さまが目立った。円覚寺に着いてこれまたびっくり!
円覚寺の境内も外国のお客様で大賑わい。数えた訳ではないが日本人より外国人のお客さまの方が多い感じだった。僕の前をあるいていた人たちはまるでラクビーワールドカップの選手みたいな大きな2人組。皆ガイドブックを見ながら熱心にお寺を見学していたので、我々より勉強していそう。

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