やっちゃんの珈琲たいむ

2019年02月

花びらだけは残して
龍隠庵から居士林を見る居士林の梅に木龍隠庵の梅の木
今日で2月も終わる。なんと早く時間が過ぎていくことか・・・と考えてしまう。
2月2度目のお茶のお稽古が26日の火曜日に行われた。花粉も飛び出す曇り空。マスクをして花粉を避けるようにしているのだが、既に目の周りが痒い。龍隠庵に到着するとすぐ僕は掃除をスタートした。ちょうど団体でお客さまが円覚寺に到着したのでその一部が龍隠庵にも来られた。
今の時期は落ち葉が少ないから掃除もそんなに大作業ではない。それでも木が多く茂っている境内だから落ち葉がぱらぱらと落ちている。ほんの少しの落ち葉を集めてジョウロで水を蒔けば終了。
円覚寺は今、梅の花が満開になっている。訪ねて来られる方々も梅の花を目指して来られるのが良く分かる。階段を掃こうとしたら落ち葉に交じって梅の花びらがパラパラと散っていた。龍隠庵やすぐ下の居士林の花びらが飛んできたものだろう。それが何とも言えず素敵に感じられたので、階段の掃除はお客さまのために落ち葉だけとって梅のはなびらは残しておいた。

伊東小室桜
伊東小室桜伊東小室桜の看板
運動不足解消に家の周りを歩くのは季節を感じることが出来て面白いのだが、少々飽きてきてしまった。更に寒いと億劫になる。かといって家に引きこもっているだけでは太るだけだ。時々運動不足解消に我が家のお墓参りに行く。お墓参りというより草刈り、枝切りなどの掃除が主力になる。平らな道をテクテクと歩くウオーキングとは違い、我が家の墓は階段を息がきれるほど登らねばならない。流石最近はこの階段がきつくなってきた。若い時と比較すれば当然なのだが、年齢の比較で衰えを感じるのは惨めになるばかりなので出来るだけ考えないようにしている。
そんな菩提寺の庭に今、早咲きの桜が咲き始めた。その名も「伊東小室桜」。伊東小室桜を育てる会と伊東按針会から4年前に贈られたもの。その理由はここ浄土寺が三浦按針に因むお寺なのでこの桜が記念樹として贈られたもの。三浦按針の活躍を書いたらスペースがいくらあっても足りないが、伊東で造船技術を指導し、400年も前に洋式帆船を建造した場所。三浦按針繋がりということになる。最近この浄土寺を中心に地元の人たちのグループが三浦按針の生涯をNHK大河ドラマに出来ないだろうかと活発な運動が展開されている。「青い目の侍」のドラマが実現されたら面白いが・・・。

つるこざくら
つるこざくら
横浜の親友が「つる小桜」の種を昨年送ってくれた。「つる小桜」を育てている知り合いから種をもらってその一部を僕にくれたものだ。言われた通り庭に蒔いた。どのように蒔こうか考えたが、大きなサークルで咲いたら可愛いだろうと思って丸く蒔いてみた。その後、寒い時期にめげず立派な葉が育ったが蒔いた時期がちょっと遅かったせいかなかなかピンクの花が咲かなかった。蕾がないか調べたのだがなかなか発見できず、そばに芽を出したチューリップを見つけた。
やっとのことで、待ちに待った「つる小桜」の花がやっと咲いた。たった一輪なのでまだぎこちない。しかし、この時期のピンクの一輪は実によく目立つ。下段の満開の花の鉢は「つる小桜」のサンプル。ネットから引いた。上手に育てるとこの鉢のようになることが分かった。そのうちに数えきれないくらいの花が大型のリースのように咲くのを期待して。

出窓でひなたぼっこ
出窓にぞろぞろ出窓にぞろぞろ
寒い寒いと言っている中に、テレビでは花粉症の飛散状況が色で示され始めた。花粉症には極めて弱いのでそれなりの準備を始めなけばいけない時期になった。部屋の出窓の光を見ていると春もすぐそばという感じになった。このカーテン越しの空間には娘が小さい頃に人様からもらった金のなる木(正式名称:縁紅弁慶)の株分けの鉢が並んでいる。親株が巨大になってしまい、手におえなくなってしまったから、小さな形に整えたがその時に切った枝を捨てるのが忍びなく、有り合わせの鉢に植えたらそれぞれスクスクと育ってしまい出窓は金のなる木6鉢に占拠されてしまった。この木は芽が小さな中に芽を5円玉の穴に通すとそのまま5円玉が葉から外れず、いかにもお金が成っているように見えるところからネーミングされたのだろう。出窓に並んでいる木には一個もお金が成っていない。せめて開花期の1~2月に花が咲いてくれれば可愛いいのだが、今年は花が咲かなかった。別名「成金草」なる名前もある。こんなお守りを育てているのだが時々思いだしたように買っている宝くじは去年3300円が一度当たった以外は毎回300円也。「成金」と言われてもかまわないのでたまには当たって欲しい。
何方かこの鉢が欲しい方がいらしたら喜んで差し上げます。ご連絡ください。

添え物
砥石を運びこんで包丁セットを入れるケース包丁ケース
お魚の料理教室「あじの会」の会員はいつも15人位が名を連ねている。特に入会金がいる訳でもなく月謝がある訳でもない。都合の良い開催日に来てその日の会費を払うだけだから実にシンプルそのものだ。その会費でお魚を先生に仕入れてもらい、お米や調味料その他の備品も会費から賄っている。だから先生の指導料は雀の涙。それでもお魚の普及に燃えて先生が一所懸命教えてくれる。そういうチームだから自然に仲間の人たちの結束が固く、皆親切だ。大人のグループ活動の模範のような存在だと思っている。
その一番の要因は参加者全員が主人公になるからだと思う。そんなチームワークの一端をご紹介する。
上の野菜や飾りにする植物は自宅の庭や畑で採れたものを持ち寄る。三浦大根と中身が紫色の大根、レモンは僕の高校時代のクラスメイトWさんの提供。下段の包丁研ぎは僕の中学時代のクラスメイトの特技。随分前に釣りが趣味だった彼を「あじの会」にお誘いしたが、初めは熱心にお魚の料理に取り組んでいたが、そのうちに包丁研ぎに興味を持って本格的に勉強して、今は料理より皆の包丁を研ぐボランティアに力を注ぐ。教室に通うには包丁を持参するが、むきだしとはいかない。運ぶための入れ物を作ってくれたのは音楽仲間のFさんそして包丁のカバーを作ってくれたのがヨットのクルーもやってもらっていた優さんことOさん。いつの間にか一人一人の特技が仲間に生かされている。

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