やっちゃんの珈琲たいむ

2018年11月

マルバアサガオの種
マルバアサガオ
ついに今年も今日で1ヶ月残すのみ。年々時間が経つのが早いと感じるのは年齢のせいかもしれない。
毎年やりっぱなしにしているマルバアサガオ。それもこの何年か夏になるときちんと芽を出し、紫色と絞りの花を咲かせる。多年草ではないから成熟した種が地面に落下して1年後に芽をだしてくれた結果だと分かるのに随分時間がかかった。たまたま落下した種から芽がでたから良いが条件が悪かったら芽が出ないことも考えられた。そこで今年こそは種を採集してみようと花の盛りの時から思っていた。時々種の乾燥度を見て採集の時期を今か今かと待っていた。
マルバアサガオの蔓が支柱に絡み、すっかり枯れて最近は寂しく風になびいていた。そろそろ採集のチャンス!
試しに一つ取ってみたら中から真黒な小さな種が飛び出してきた。早速、種を採集した。完璧には採れなかったと思うがご覧のように沢山採集できた。来年まで我が家で待機する。来年は何本か蔓を増やしたい。

ハワイアンライブ
夜のライブ会場
我が家から歩いて15分のところに1年前CAFEができた。好奇心旺盛の勢いをかって1度昼間に入ってはみたものの珈琲を飲んで出て来た。その後、前を通過するのだが人が入っている形跡がないので素通りしていた。お茶の仲間からこの「CAFEでハワイアンのライブがあるけどいかないか?」とお誘いを受けた。聞けば以前バンドを組んでいた時、一緒に練習をした覚えのある高校時代の後輩さんの名前が出てきた。これは何が何でもとばかり、先約を調整して出かけることにした。
言われた時間に行ったら狭いCAFEはお客様で満席だったが、仲間が僕の席を一番前のスティールギターの横に確保してくれていて贅沢な指定席に座った。演奏する前にどうにか間にあったのだが、僕が行ったことで懐かしいスティールギター奏者とご挨拶。更にウクレレ奏者が高校時代のラクビー部の後輩ということでこれまたご挨拶となり、開演が遅れてしまった。
実はスティールギター氏とは一緒に練習したことはあるが、彼のグループ演奏を聴くのは初めての経験。懐かしいハワイアンのスタンダードナンバーを2ステージでたっぷり聴くことができた。このスティールギターを演奏する後輩さんは大手の会社を早期退職して高校時代から習ってきたスティールギターを本格的に勉強しなおしたというから半端ではない。以前練習した時より更に磨きがかかり、一人だけプロの腕前になっていた。
またライブがある時に案内を約束して帰宅したがしばし興奮冷めやらず。

自動車教習所
自動車教習所
車の免許証更新の時期が来た。昔のようにただ期限までに申請すればよいのと違い、その前の段階をいくつか乗り越えなければならない。特に75歳を越えると免許申請には認知症機能検査を受けその後高齢者講習で実地も含めた講習を受ける2段階になっている。
既に認知症機能検査は一度受けたことがあるから驚きもしなかったが、自動車学校に予約するにもどこも大混雑でなかなか予約が取れない。やっとのことで予約した日時がやってきて機能検査を終了してきた。
予約の時間に出向いたら待合室の椅子に老人らが座っていて僕もその仲間いりをした。予約時間になったら担当者が出て来て出席をとり教室の指示された座席に着席。総勢8人。手馴れた説明でいくつかのテストをやって約1時間弱で終了。このペーパーテストはいつも同じパターンらしく、まず初めに当日の日付とペーパーを書いている時間を推測するところから始まる。そして沢山の数字が書いてある中から指示された数字をチェックするものが一題。16枚の絵を見て後でそれを思いだすのが一題。指示された時間の時計を書くのが一題で出題は終了。16枚の絵の出題についてはネットで見ると分かるのだが、予め予習して臨んだら認知の度合いが分からないから敢えて予習はしないで臨んだ。満点はとれなかったがそれ相応に。
この後、高齢者講習を受けるのだが、これまた混雑しているらしいからまだまだ先になりそう。もう一度だけ頑張ってみようと思う。写真は待ち時間に練習風景を見た。普通自動車、ホークリフト、バス、トラックなどいろいろな車が走っていたが、日中のせいか最近の車離れかとても静かな教習所だった。

霜月会
毎年のことなのだが11月はどういう訳か恒例行事が多い。今年のような異常気象で夏場は殆ど動きがとれなかったことを思えば少し過ごしやすくなった11月に動くというのは当然のなりゆきなのかもしれない。11月5日に中学校のクラス会、11月9日に大學のゼミナールのOB会。そして、11月16日に高等学校のOB会が開かれた。と言っても高等学校のOB会は同窓会とはちょっとニュアンスが違う。本来なら同学年の同窓会がベースになる筈なのだが、たまたま我々の同期の組織が弱体で殆ど同窓会が開かれたことがなかった。40代になって仲の良い仲間と在学時代は全く話をしたこともない女生徒の消息を探しあてたところから友達の輪が広がった。我々の年代が新制高校11年目の卒業生だったことから会の名前を仲間の文学少女が「霜月会」と決めた。語呂合わせで忘れないように毎年11月11日に集まって今年で36回目。何と友達が友達を呼んで今や100人を越える集団になり、結局、同窓会の肩代わりをする存在になってしまった。たまたま今年は11月11日が日曜日だったので16日に設定したのだが、今年は45人が集まった。昨年と比べるとちょっと体調を崩した人の数が微増。どこの集まりでもそうだが、参加できる人たちはそれなりに元気な人でなければ来れない。とりとめのない話に終始するのだが、やはり本音で語れる仲間は貴重な存在だ。

炉開き
主菓子掛け軸
今月からお茶は炉点前。その炉開きの亭主に僕の番が回ってきた。炉は半年間のインターバルがある。一年を通じてあらゆる季節のお点前を練習していればなにも不安がないのだが、いつも行きあたりばったりだからそれはそれはプレッシャーがかかる。時間を見つけては事前に練習をするのだが、一度引っかかるとその先に進んでいかない。途中から続けられれば良いのだが、流れで覚えているからまた初めにプレイバック。
そんな按配で本番に臨んだ。満足のできるお点前は出来なかったが平成最後の炉開きの濃茶点前を終了。その後、一通り全員が薄茶点前のお稽古をした。当日は以前からの住職さんの提案で会食をすることになった。いつもお世話になっている住職さんとゆっくり話ができるチャンスはなかなかないので実に楽しかった。
床にかけてある掛け軸がみな気になっていたのだが、良く分からない。住職さんが我々のためにかけてくださったもの。そこで早速、住職さんに解説を所望した。
この軸は円覚寺管長を務められた釈宗演老師の作。今年が釈宗演老師の100年遠忌にあたる。老師は1902年円覚寺において最初にアメリカ人に対して禅を指導した方でも有名で、34歳の若さで円覚寺の管長に就任した。お弟子さんに鈴木大拙、釈宗活、夏目漱石などそうそうたる人がいる。
さてこの軸には何が書かれているかというと円相是什麼とある。是什麼は「これなんぞ」という意味。住職に実に分かりやすく説明していただいたのだが、僕が説明するといい加減な説明になること必至なのでここで止めておく。禅問答なのでいろいろなところに書かれているからご興味のある方は調べてみて。



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