やっちゃんの珈琲たいむ

2018年08月

海辺のマンション
マンションのテラスから安良里港を見るマンションのテラスからマンションの横には津波除けの扉が
安良里港の奥夕食夕食
夕食夕食夕食
15年間安良里港に通ったが、この間の宿泊はヨットの中か、田子にある「美如佳」のオーナーさんの家だった。港のそばに昔から4階建ての別荘マンションがあり、一体どういう人が住んでいるのだろうかと行くたびに気になっていたが、今回、何とそのマンションで寝ることになった。
「G・CHARITES」のオーナーさんがこの中の一室を所有していたのだ。船の係留場所から徒歩1分。それに9人乗りのワンボックスカーまで置いてあったから温泉や買い物はこの車で移動できた。今回は「G・CHARITES」は4人そして「CALYPSO」が5人だったから合計で9人ちょうど。当初は温泉に連れて行ってくれると言われたが、入港してすぐ全員がマンションのシャワーを浴びたので温泉行きは中止。夕食はどうするのかと思ったら、「G・CHARITES」のクルーのMさんが素晴らしい料理人。若手2人を連れて仁科のスーパーに夕食の買いだしに行って帰って来た。我々残留組はのんびりビールを飲みながら雑談をしていた。そのうちに厨房からおいしそうな匂いがして来たと思ったら、次から次にMさんの作る料理が大きなテーブルに並べられた。クルーの中にこういう人がいると実に助かる。美味しい料理とお酒で9時まで宴会が続いた。9時になると若手の2人が布団を並べシーツを敷いた。僕は夏用のシュラフを持参していたので布団はいらないと言ったが「どうぞ使ってください」といわれて敷布団だけ借りた。エアコンの効く部屋で9人が二部屋に分かれて寝た。翌朝7時に起きたが、既にMさんと若手の2名で朝食の用意をしていた。朝食はあじの開きと納豆それにいくつかのお皿が出てきたが、普段パン、牛乳と珈琲ぐらいしか食べていないのでさぞかし胃袋もびっくりしたに違いない。


安良里港の一番奥へ
安良里港入口安良里港入口漁協の建物
静かな安良里港を進む入港準備薄曇りの安良里港
CHARITESの横に左側にかっては光進丸があったCHARITESに横抱き
今回の安良里行は「CALYPSO」だけではなく、隣に係留されている「G・CHARITES」の2艇で出かけた。「G・CHARITES」は少し早めに出航して時々、駿河湾の海況を携帯で教えてくれた。初めはオーナーも携帯で聞いていたが、大波がザブーンとかかって頭から水浸しになった時、ラットの前に置いておいたスマホも水浸しになってしまい、その後、オーナーのスマホが使えなくなってしまったのだ。乾かせばどうにかなるだろうという結末になったがその後の結果は聞いていない。もとのように使えればよいのだが・・・・。
波と風に翻弄されたが全く危なげなく安良里港に入港した。流石、軽々と太平洋を横断出来る
Trekker 34 CLASSIC、名艇と言われるだけある。
駿河湾は水の色が透き通っていて実に気持ちが良かった。波と風は安良里港の入口でジブセールを畳むまであったが、灯台を越えて港内に入ると全く波がなくなった。先に出航していた
「G・CHARITES」が安良里港の一番奥に槍づけされていた。
安良里港に通っている時も「CALYPSO」や「G・CHARITES」が安良里港に入港するのは何度か見ていたが、今回はその懐かしの安良里港に清水港から入港した自分が不思議に思えた。安良里港は昔と違って岸壁が綺麗に整備され、テンダーの発着場所も奥の方に変更されていた。ヨットだまりが静まりかえっていて、係留艇がとても少なくなっている感じがした。
今回は港の奥の「G・CHARITES」に横抱きしてバウ(船首)から岸壁に上がった。出航してから2時間半で入港したから大変なスピードで横断したことになる。


お見送り
富士山がうっすらと顔を出す本船を避けてオーナーが舵を握る
仙台の「雪風」兄弟が着いて間もなくして「CALYPSO」の側にある「えるどみんご」の奥様が出航の見送りに来てくださった。初めから我々の出航を知っていた訳ではない。林先生が清水に来たのでご挨拶で電話をしたためだった。「えるどみんご」のオーナーさんはハーバーの近くにある有名な歯医者さんだ。ご主人は診療中だったのでその代りに奥様が飛んできてくださった。ほんの暫くだったが近況報告をして我々は清水港を後にした。
台風の余波があり、港の中は静かだったが外はかなり波が残り風もマックスで17~18mの予報がでていた。オーナーは初めから強風を予想して2ポイントリーフ(縮帆)をセットしていた。
清水港の入り口に近づくに従って、波が高くなってきた。夏場に富士山を見ることはなかなか難しい。しかし、たまたま台風の影響で風が吹いていたこともあり雲の合い間に薄っすらと富士山が見えた。雪のない夏の青い富士山が仙台から来られた「雪風」のご兄弟を大歓迎したという感じだ。弟さんは富士山が見れて大感激。
港から暫くはおとなしい駿河湾だった。もともと「CALPSO」のコックピットはビミニトップが付いていて、スプレー除けも設備されているので総てをセットすれば全くスプレー(しぶき)を浴びずに走ることが出来る。しかし、スプレーが殆ど上がらなかったので日除けの天井だけセットしていた。それが駿河湾の中間にさしかかると波が2mから3m近く上がりだし、いきなり大きな波がザブ~ン。オーナーも林先生も頭から水浸し。僕だけが濡れなかった。それから慌てて手造りのスプレー除けをセットしたのでその後はセーフ。

CALYPSO
清水エスパレスCALYPSOのコックピットえるどみんご
陸に上がったカッパはなかなかヨットに乗るチャンスがない。今年は春に安良里港から油壺への回航のお手伝いで乗せてもらった「あぶさらーむⅡ」。その後「あぶさらーむⅡ」はKENNOSUKE CUP 2018に参加し、予てから計画していた長崎県の五島列島を周って台風と闘いながら無事安良里港に戻って来た。
今年は船には乗れないのかと思っていたが、清水に係留されている名艇「CALYPSO」さんからお誘いを受けて喜び勇んで出かけた。今回は設計者の林賢之輔先生に同行。
更に「CALYPSO」と同型艇で釜石を母港にしている「雪風」兄弟がはるばる仙台からやってくるという。お兄さんは「雪風」で太平洋往復横断をシングルで成し遂げた大ベテラン。当初は8月24日から8月26日までの予定だったが、台風19号、20号と次から次に日本列島を直撃したのでなかなか予定が決まらず、最終的に8月25日から26日の1泊2日の予定で落ちつくことに。林先生と一緒に車で早朝出かけたのだが、8月最後の週末それも給料日後の週末だということをすっかり忘れていたから、高速道路は大渋滞につぐ大渋滞で予定をはるかにオーバーして清水に到着。一方朝の3時半に仙台を出発した「雪風」兄弟も渋滞と戦いながら12時少し前に清水港日の出桟橋に到着した。
既にオーナーのAさんが総て準備を完了していて、我々は全くお手伝いをしなかった。
「CALYPSO」は綺麗に整備されていた。すぐそばにはいつもKENNOSUKE CUPのお手伝いをしていただいている「えるどみんご」の姿も。
今日から9月に一部かかるが駿河湾クルージングをアップする。




エアコン室外機
エアコン室外機エアコン室外機の表面網戸付き室外機
今年ほどエアコンのお世話になった年はない。もともとエアコンがあまり好きでないから自分の部屋では使わないことが今までは多かった。しかし、今年はそうはいかなくなった。就寝中もエアコンを使わないで沢山のお年寄りが寝ている中に熱中症になって命を落とす事故が続出した。正に対象年齢ぴたり。
最低限の使用だったが、就寝中にエアコンをかけた日が何日かあった。お陰さまで熱中症にならずに済んだ。
外で作業していたら、リビングの室外機に異音がする。耳を澄ましてしばらく聞いていた。室外機のペラの回転と同じタイミングでノイズがする。どこかで聞いたようなノイズ。思いだした。その昔、車のエアコンで聞いた音。
車のエアコンのカサゴソのノイズを消すべくデーラーに相談したら結構大掛かりな修理になる。見積もりも結構高い。でもエアコンをかけると耳障りな音が年中聞こえる。精神的によろしくないと判断して修理してもらったら、家の周囲にある竹の葉が中から出てきた。
それと全く同じような音が今度は室外機から聞こえる。自分でやろうと思ったが、どうもこの手の修理は苦手。いつも家周りのメンテをやってくれる知り合いが飛んできてくれて、いとも簡単に中から竹の葉と葉の根元に付いていた細いカラカラの茎を取りだして一件落着。我が家は特殊事情なので、室外機に網戸を取り付けて完成。

このページのトップヘ