やっちゃんの珈琲たいむ

2018年07月

ブッドレア
ブットレア
数年前から我が家の庭の隅に君臨していたブットレア。ところが昨秋の台風で根こそぎ倒れ、やむなく枝を短くして植え直した。そして今年の春、芽が出るのを楽しみにしていたが、今か今かの期待をもろに裏切り、枯れてしまった。パープルの20~30cmにもなんなんとするとモロコシのような花が咲きまくっていたのに、何と悲しいことか。
その後、苗木を探していたのだが、なかなか見つけられず、今年はダメかと思って諦めていた。たまたま僕が顔を出す園芸店の中でも最も不愛想なお店の側を通ったので不愛想オーナー夫人にブットレアが無いか聞いたら、即座に「無い!」との返事。諦めて帰ろうと思ったが、何か代わりの苗がないか店の中を歩いていたらお店の端の端に薄汚れた小さな値札に500円と書いてあった苗木を見つけた。普段観察していたから小さな葉を見ただけですぐ分かった。廃棄処分でもするかのような手入れがされていない小さな鉢。僕としては嬉しくてレジに持って行ったら、500円の値札を抜いて「これは780円です。」と不愛想なオーナー夫人が言う。理由を聞こうと思ったが馬鹿らしくて聞けなかった。このチャンスを逃すまいとこれを買って、そして植えたのだが、なかなか大きくならない。
やっとのことで少し形がついてきたと思っていたら、7月半ばに花が咲いた。てっきりパープルの花が咲くのかと思ったら、クリーム色の花だった。以前見ていた花の姿と色がちょっと違う。しかし世代交代と思えば何ということはないと納得。確か花の色は何種類かあると記憶しているので、次の色を探そう。

キジのお母さん
キジのお母さん子供が登場キジの親子
キジの親子移動薔薇の根元に退散
庭の一角に丸く煉瓦で囲んだ場所がある。真ん中にサンシュウの木が植えてあり、周囲には春にはチューリップが咲いていた。今はシャクヤク他の花が植えてあるが、花の時期は終わっているのでちょっと寂しい。相変わらずの猛暑で炎天火35度を越えるその丸いスペースにキジのお母さんが座っていた。たまたま自分の部屋の窓から覗いて発見したが、地面の色に溶け込んでいて初めは分からなかった。座って首だけ動かしながら土の中の虫でも食べているのか。一所懸命突いている。そうしながらも首を振って周囲を警戒している。暫くお母さんのキジだけだと思っていたら脇の方から子供のキジが近寄って来た。
家の周りには以前からキジの家族が住み着いていて、家族がまとまって移動する。先頭は桃太郎のキジでもお馴染みの綺麗な色をしたお父さんが歩く。その時、必ず声を出しながら一歩一歩進み、安全と見ると後ろからお母さんと子供がついてくる。今回はお父さんの姿は確認できなかった。子供も1羽だけが出てきたが、かなり大きくなっている。暫く土の中を突いて餌を漁っていたが、その中に上から見られていることに気がついたか薔薇の根元に移動して山に上がってしまった。

カボチャの花
カボチャの蔓カボチャの蔓の先端大きな葉の間から黄色い花が見える
7月11日に我が家の生ごみ捨て場(コーンポスター)の跡地からカボチャが育った話を書いた。あれから約半月が過ぎた。毎日、地面が焼けるように熱い酷暑が続いている。しかし、カボチャの蔓はそんなことには見向きもせず時間を取り戻すかのように太くて力強い蔓を伸ばしている。その先端が庭の端にある山桜の木の幹に到達しそう。桜も時期ではないからそのままカボチャのなすが儘にしようと決めた。
さてこの力強いカボチャに黄色い花が咲いた。大きな丸い葉で覆われているので花が目立たないが、葉をもちゃげて見ると4~5つ咲いている。これがやがて実になるのだろうが数が多くなれば一つづつの実が小さくなるだろう。今から実をつけるのだから食べられるようになるにはどのくらいの時間がかかるかこれからが見もの。

カワハギの煮つけ完成
カワハギが材料に飾り包丁裏側は煮汁が浸みこむようい切り口を入れる
飾り包丁が入った中火で20分最後に煮汁を更に全体にかける
酷暑の中の「あじの会」、先生も市場での魚選びが大変だ。昨日アップしたのは自宅に持ち帰るわらさ篇。先生曰く「今回はうまく買えて・・・」と遠慮がちにちょっと小ぶりのカワハギ、いなだ、めじな、それに小いさき(うりぼう)と大きなわらさが出てきた。酷暑の中だから当然市場のお魚の種類も少ない。
そして、今回はカワハギの煮つけといさきとめじなの唐揚げ、お刺身を作ることに。一つの材料を2つに料理して2つの食べ方をするというのはなかなか素人には思いつかない。
カワハギは今まで何度も扱っているから、大体の要領は分かったが、久しぶりに扱うとこれはこれは新鮮なものだ。さばき方の中でもなかなか変わったさばき方をする。先ずは尖った口先を切り落とし、次にお魚を立ててから頭の上に付くヤリと腹のところに突出した部分に包丁をあてて魚を左方向に運べばあごまで続く細長い骨が取れる。そして頭のほうから皮を剥ぐ。皮が剥がれたカワハギの表側に×で飾り包丁を入れ、裏側には一筋煮汁が浸透するよう切れ目を入れる。
肝心なのが、煮汁の作り方。先生がいつもの口調で教えてくれる「さ・み・し・さ同量」という合言葉。「砂糖、みりん、醤油、酒(調理酒)」を総て同量1にしてそれに今回は水は同量ではなく2の割合で入れて作った。煮汁は中火で20分トロトロ。お陰さまでカワハギの煮つけが酷暑のメインディッシュになった。





大きなわらさかま付で三枚にかま付で三枚に
三枚に開いて切り身に味噌づくりわらさの味噌づくり完成
わらさを一人一匹づつさばいた。今回初めての経験だが、カマを付けた三枚おろし。今まではスパッと頭を落としていたが、カマを残すとなるとちょっと勝手が違った。でもゆっくりやったのでどうにかクリア。
三枚におろした身を先生から5等分するように言われたがこれが意外に難しい。お魚だから頭側と尻尾側では幅も厚さも違ってくる。5等分の意味は重さが等しいというのが正解。
バランスを見乍ら切る位置を微妙に変えてみた。それでも頭側と尻尾側では全く形が違うので甚だ分かりにくい。そこで今回は秤を持ってきて切り身を載せてみた。
そうしたら意外や意外・・・僕のテーブルは男衆三人組だったが、ほぼ80グラム~90グラムでそんなにばらつきが無かった。ところでこの味噌漬け。味噌をどのように作るかというと、市販の味噌をみりんで緩く溶き、弱火でゆっくりかきまわし乍ら砂糖を足して自分の好みの甘さに調整して切り身にまぶす。最近はちょっと甘めの方が好まれているとの先生の弁。今回は材料が多すぎランチでは食べなかったが、家に持ち帰って食べたらなかなかの美味。




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