やっちゃんの珈琲たいむ

2018年06月

小田原城山・養託寺友人の言葉養託寺境内
中学時代と高校時代の仲間が今春亡くなった。訃報はかなり後になって聞いた。
もともとは横須賀基地の前にお父さんの時代、ワイシャツ屋さんを開業。米軍の兵隊さんに大変人気のあるワイシャツ屋さんになった。日本に来てアメリカに帰国する沢山の兵隊さんが彼のお店でワイシャツを作って帰国した。その後、親友が事業を拡大。県内に何店舗か出店した。
趣味は写真と釣り。大物釣りが大好きでカジキマグロなどの釣り大会に参加して活発に活動していた。そんな彼を病魔が襲い、横浜市大病院に入退院を繰り返していた。昨年、仲間と一緒に病院にお見舞いに行ったこともある。
お墓参りに行きたいと思い、息子さんに連絡をとっていたが、お墓が何と小田原、それもたまたま会食をする会場のすぐ隣。何と不思議なご縁だ。会食会は12時集合だったので、少し前に行ってお参りができた。初めて分かったがお父さんが小田原の出身。お父さんのお墓に一緒に入れる喜びが墓誌に彫られていた。
77年の人生が大満足だったと彼らしい。



デザート
海の幸のせいろ蒸しポタージュスープ小田原jidoriと初夏野菜のテリーヌ
小田原駅東口小田原澤亭小田原澤亭
半世紀以上前に一緒に仕事をやった仲間10人が集まった。数年前から半年に一度ずつのペースで集まっている。西は川奈、東は川崎、南は三浦半島で北は海老名在住の面々だ。毎回集まる場所が色々移動し今まで行ったことがない所で食事会が出来るのはなかなか楽しいものだ。今回はいつも西側から出かけてくる仲間が少しでも近いところにと仲間の一人がコーディネーターになり、小田原に会場が設定された。
こんなことでもない限り小田原で食事をするなどというチャンスは僕はきっとない。だから今回はとても楽しみに出掛けた。会場は小田原駅西口の高台にある「澤亭」。集合は12時。小田原ではとても有名で人気のある老舗の食事処。ちょうど人数が良かったせいか落ち着いた部屋に通されて周囲を気にしないで、地元の野菜やお魚の料理を堪能した。仲の良い仲間なので2時間近い食事会だったが楽しい話で大盛り上がり。すっかり集合写真を撮るのを忘れてしまった。
その後、小田原駅東口に移動して10人の中でもカラオケ大好きグループが時折行く、カラオケで二次会を開催。夕方5時前に解散した。

キキョウキキョウキキョウ
高校時代のマドンナさんが随分前から体調を崩し、施設に入ったり出たりしている。歳をとると誰でもが歩む道だと思うと悲しい。娘さんからの連絡でお兄さんの家にいることが分かり、鎌倉の家にお見舞いに行った。かなり衰弱していて昔の面影が微塵もなく、話もままならなかった。挨拶もそこそこに家を後にしなければならなかったが、帰りがけにお兄さんが是非、桔梗の鉢を持って行ってくれと言われいただいて来た。
お兄さんは沢山の植木を育てていて、桔梗はいろいろな種類が沢山あった。桔梗に沢山の種類があることも知らなかったが、「これをどうぞ」と言われた鉢をいただき、早速地植えにした。少しずつ背丈が伸びてきて一安心していたら最近になって花が次々に咲きだした。桔梗は梅雨にとてもよく似会う。
桔梗は日本の文学にも沢山登場する花だがもともとは山地や草原に自生していたもの。秋の七草でもある。そういう眼で見ると確かに日本的でなかなか素敵な花だと思う。花だけ見ているとなかなか優雅だが、根は牛蒡のようで太くごつい。昔は乾燥させて薬に使われていた。今でも薬の原料として使われているという。
お見舞いに行っていただいたものだから、花を見るとその後の旧友の体調が気にかかる。


樋の掃除
樋の掃除樋の掃除竹の葉
家の周りには竹林が沢山ある。裏側はお隣の家が小さな竹林を管理している。一時期、その竹がどんどん伸びて我が家を覆うようになってしまったら、流石お隣も気がついて竹を切ってくれた。もともとが古い地元の人なので結構昔からの風習や言い伝えを大事にしている。その言い伝えの一つに「竹林を切ると財産を失う」というのがあるらしく結構決死の覚悟で切ったらしい。そのついでに竹林を整理してくれたので随分明るくなりすっきりした。家の前の方は今年の春に僕が時間をかけてかなり伐採したので大分少なくなった。
実は我が家の2階の雨樋にこの竹の葉が溜まるのだ。竹の葉はなかなか腐らずいつまで経っても形が残る。そこに風雨で土や埃が舞い上がり、樋の中に固まってしまう。だから雨季になると竹の葉の塊が邪魔をして雨樋が詰まり機能しなくなる時がある。そのために竹の葉が落ち着く頃の梅雨時にいつも雨樋の掃除をする。素人でも出来そうに見えるが高所恐怖症の僕はこれだけはパス。家のメンテをお願いしているプロに依頼して掃除してもらっている。今年もその時期が来て掃除が終わった。担当者曰く「昨年と比べると量がぐ~と減った」とのこと。ひょっとすると竹林の伐採が功を奏したか?


森日出夫さんの写真展
横浜駅西口横浜駅西口横浜駅西口
横浜駅の西口で友人と待ちあわせたが、待ち合わせ場所を決めるのに一苦労。僕の頭には10年以上前の記憶しかなく、最新情報が全くない。更に横浜駅の工事は日々刻々と変化していて最新情報をもってしても太刀打ちならない。
それでも最近は携帯電話があるから、多少違った場所にいても連絡が取れるから余り神経質にならなくても良いのかもしれないが、時間に余裕がなかったらやはり待ち合わせ場所の精度は要求される。
横浜駅西口にある古い地下街に出るには横浜駅の改札口を出てから一度階段を上がり、地上に出てからまた地下街に階段で降りるという考えてみれば随分無駄な上り下りが当たり前だと思っていたが、今回横浜駅に行ってみたら改札口からダイヤモンド地下街がフラットに繋がっていた。考えてみれば一番自然な感じだ。
毎日通勤でもしていればその変化にすぐ対応できるがたまにしか出ないからその度に大きく変わる。完成までにはまだまだ時間がかかるから、それまでは刻々と変わる通路に沿って歩かざるをえない。完成図が出ていたので見てみたが、余りにも複雑なので見る気がしなかった。待ち合わせた場所の壁に昔お世話になった写真家の森日出夫さんの写真が展示されていたので懐かしい写真を見た。その後、携帯の助けもあり無事友人とは問題なく会えたが、横浜駅のような複雑な立体構造を設計をする人たちは一体どういう頭脳の持ち主なのだろうと思った。

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