
昭和40年代の初めに一緒に仕事をした仲が良い仲間10人。数年前に少しずつ仲間の消息が分かり、「草分けの会」を立ち上げた。何故「草分け」とネーミングされているかという理由は勤めていた会社の新規部門に配属されたメンバーだから。もともとは文化と教養に関する商品をテーマにしていた販売会社。そこに楽器部門が立ちあげられた。だからやる事成すこと総て初めての経験。初めは外売りで当時流行り始めたYAMAHAのピアノ販売だけだったが、暫くして横浜駅西口の地下街に小さな店舗を構えた。当時の横浜駅西口の地下街は日本の中でも古い地下街で土一升金一升の時代だった。
何せノウハウがなかったから見よう見まねで店頭売りと外売りに挑戦した。その時のメンバーがここに集結しているメンバーという訳。未だ消息が分からない人もいるが、苦労続きの50年前の仲間だから会うと話が尽きない。今は最高齢は間もなく80歳。一番若い人でも、もうすぐ古稀となる。
今回は横浜栄区の住宅街にあるフランス料理店に集まった。20人余りでいっぱいの店内は予約客で満員だった。その半分を我々が占拠したが初めは物静かにしていたものの時間とともに騒がしくなり、他のお客様に迷惑がかかってしまうのではないかとヒヤヒヤものだった。周りのお客様にお詫びしたら「いえいえ全然気になりませんよ!」「楽しそうでいいな~」「どういう方々の集まりなんですか?」と返され大人の対応に感激だった。