



野生のホトトギスはちっとも大きくならない。春先に芽をカットしてしまったことが浅はかだった。我が家のホトトギスと同じ種類のものが散歩コースの途中の空き地の道路淵に群生している。空き地の端に生えているから少しぐらいなら失敬しても良いかと思っていた。
散歩する度に見るからそのうちに・・・・と思って先延ばしにしていた。そろそろいただいて、ホトトギス計画を終了しようと思ってビニール袋とシャベル持参で散歩に出かけた。そして、目的の空き地に近づいた。何となく雰囲気が違う。
何と空き地の持ち主が綺麗に雑草を刈りこみ、道路淵のホトトギスは見る影もなかった。
植物というのは人によってみる価値が全く違う。綺麗に刈りこんでしまうくらいだったら、もう少し早めに頂戴しても全く問題がなかった。
こうなったら園芸店で手に入れようと駆け込んだが、やっと見つけたホトトギスは僕の思っていたホトトギスとちょっと種類が違う。園芸種なのだと思うが綺麗に整った「紀伊ジョウロホトトギス」しか売っていなかった。僕が見ていたのは薄紫色の標準なのだが、この際、記念?に先日、手に入れた。これはこれで素晴らしい。写真下段左は買ってきた当初。右端は昨日。時間とともに花の数が増えてきた。下段真ん中は自然に生えたもの。果たしてこの新参者ががうまく根付くだろうか?