



初めグリーン色だった花が見る見る真っ白になり、真っ白なくすだまで枝が耐えきれず、地面までしなっていたオオデマリ。盛りを過ぎたと思ったら、真っ白な花弁がまるで雪のように真下に降りそそぐ。何とも言えない春の移ろいだ。真っ白な花弁があちこち散乱しているが箒で掃く気にはなれない。暫くオオデマリの雪を眺めていたい。
オオデマリの下には紫陽花、半夏生、クリスマスローズ、ブルーセージが並んでいる。クリスマスローズもそろそろ今年の花が卒業する。紫陽花、半夏生、ブルーセージはこれからだから実に逞しく、これから咲こうとする勢いがある。オオデマリのすぐ横にクレマチスの花が咲いた。もっともクレマチスらしいパープルと八重の複雑なクレマチス。どの花も自分をアピールするのに懸命だ。
オオデマリの花びらがなくなった頃を見計らって我が家は紫陽花のシーズンになる。