やっちゃんの珈琲たいむ

2017年05月

オオデマリ
オオデマリの花びらがクレマチスクレマチス
初めグリーン色だった花が見る見る真っ白になり、真っ白なくすだまで枝が耐えきれず、地面までしなっていたオオデマリ。盛りを過ぎたと思ったら、真っ白な花弁がまるで雪のように真下に降りそそぐ。何とも言えない春の移ろいだ。真っ白な花弁があちこち散乱しているが箒で掃く気にはなれない。暫くオオデマリの雪を眺めていたい。
オオデマリの下には紫陽花、半夏生、クリスマスローズ、ブルーセージが並んでいる。クリスマスローズもそろそろ今年の花が卒業する。紫陽花、半夏生、ブルーセージはこれからだから実に逞しく、これから咲こうとする勢いがある。オオデマリのすぐ横にクレマチスの花が咲いた。もっともクレマチスらしいパープルと八重の複雑なクレマチス。どの花も自分をアピールするのに懸命だ。
オオデマリの花びらがなくなった頃を見計らって我が家は紫陽花のシーズンになる。

着物で作ったアロハシャツ
逗子の花音花音の前の通り店内にある音源はクラッシックだ!
随分前に横須賀のメリキュールホテルで古い着物をアロハシャツに作り替えた展覧会が開かれたことがある。ハワイアンバンドで一緒だった仲間が着物の先生で、コツコツと作り上げた作品の展覧会で微力ながらお手伝いした。その後、展覧会の引き合いがいくつかご本人に来ていたらしいが、展覧会開催までに至らなかった。
それが久々に逗子のカフェで開催することになった。
スペース的には小さなカフェなので作品全部を一堂に並べることができない。そこで5点ずつを一定期間展示する方法でスタートした。定期的に展示替えをするから、そのタイミングでカフェを訪れれば違った作品を見ることができる。
作品は1点ずつ説明がついていて、解説を読んで作品を見ると「なるほど~」という感じになる。
カフェの名前は「桜山花音」(かのん)電話は046-897-3464。音楽好きのオーナーがこだわって開いているお店。県道24号線沿いにあり、電車だとJR東逗子駅からすぐ。車は横浜横須賀道路の逗子インターから逗子駅方面に向かってすぐ。隣が逗子病院、後ろが逗子警察署。
音楽を聴きながらじっくり作品を見ていると日本の古い着物のデザインがいかにモダンなものが多いかよく分かる。


こはだの酢じめとヤリイカのお刺身
こはだあじとヤリイカつるまきヒラメ
このところ会場の調理室の予約がなかなかとれず、月1回の教室開催になってしまった「あじの会」。ところがこともあろうにそのたった月1回の教室日が僕の都合が悪い日と2回も重なり、休会でもしてしまったのではないかと思われるほど、インターバルが空いてしまった。
今までも航海で長期に休んだことはあるが今回は偶然の休み。久々に「あじの会」に出席した。
今回は教材が「こはだ」。下段一番左のお魚がそうだが、日本画の絵のように綺麗なお魚だ。このところ不漁続きでお魚関係の人たちは頭を悩ませているらしい。今回の教材になった「こはだ」も原価が高い高いと先生が嘆いていた。「こはだ」は大きさによって名前が違う。お魚にはよくあることだが、実に面白い。
一番大きくなった時には「このしろ」中型が「こはだ」、一番小さなのが「新子」というのだそうだ。よくお寿司屋で「こはだ」というのは中の大きさなのだ。さて、細かく分けられている名前だが、一番価値のあるお魚は何かというと「新子」で、「このしろ」の値段と「新子」の値段は15倍も違うと聞いてびっくり仰天!
図体の大きい魚は安いのだ。その理由は骨っぽくて不味い。「このしろ」と「こはだ」でも10倍ぐらい原価が違うというからお魚は通でないと分からない。




いつの間にかピサの斜塔
可愛い花がくるりと一周暗くなると
また今年もサボテンの花の時期がやって来た。よく調べていないから正確ではないかもしれないが去年もほぼ同じような位置にピンクの可愛い花が咲いた。花と花の間隔や高さも殆ど同じだ。小さいけれどしっかりした花でまるで作りもののように見える。このサボテンの花は動きがある。咲きだしたらそのままかと思いきや、暗くなると花がサボテンの肉の中にひこんでしまう。そしてまた昼間になると綺麗な花の姿になる。それを何度か繰り返して最後は花が引っ込んでしまう。
サボテンの背丈も伸びている。伸びてくれるのは嬉しいことだが、まるでピサの斜塔のように斜めになってしまった。知らぬうちに少しずつ左に傾斜していたのだ。太陽が上がるのが左側だったから陽の差す方に知らず知らず向いてしまったのかと思う。まだまだ伸び盛りだろうから斜めになったまま伸びると不安定だし、棘のある植物だけに危険まで伴う。そこで今度は太陽に向ける面を反対側にしてみた。

玄関にあった植木鉢

庭庭庭
庭庭庭
体が不自由でも楽しみながらCさんがやっていた庭づくり。庭に椅子を持ちだして座ったまま手が届く範囲の植物の面倒をみているのだという。背丈の大きな木は植木やさんに剪定をお願いしていた。最近は僕もガーディナーを標榜しているから話の端々に参考になることがいっぱいあった。
帰り間際に自慢の庭を見せてもらった。綺麗にまとまった庭には羨ましいような花が沢山咲いていた。よく見ると殆どが植木鉢に入っている。こういう育て方もあるのだと大変参考になった。
折角なので彼の一番のお気に入りのアングルがどこかを聞いたら上段左端のアングル。ちょうどベッドから見える角度なのだそうだ。
再会を約束して玄関で分かれたが、玄関のシューズボックスの上に忘れな草と万両を組み合わせた鉢があった。可愛らしいので写真に撮ったら、これはCさんの自慢の作品。普通、外に万両を植えておくと赤い実を鳥が食べてしまって今の時期は実がなっていないことが多いのだそうだ。この鉢は家の中で育てているのでいつまでも赤い実がなっているのだとのこと。僕がよほど欲しそうな顔をしていたらしく、今度の訪問までに作っておいてあげると約束してくれた。鉢をいただきに行く大義名分ができた。

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