やっちゃんの珈琲たいむ

2017年05月

レース翌朝
レース翌朝Greate Circleは出港Greate Circleは浦賀まで
昨晩はパーティーの後、参加艇はそれぞれ三崎の街に消えた。僕は「あぶさらむⅡ」の回航のお手伝いで船に宿泊した。夜中の1時過ぎにスライドハッチの開く音で目が覚めた。誰かかが「すいません」と言っている。それも夢の中なのかはっきりしなかった。何度か呼ばれて目が覚めた。「あぶさらむⅡ」の内側に係留されていたSon of Bacchusのオーナーさんだった。夜中に母港に帰るという。雨も止んでいて朝早く用事ができたらしい。デッキに出て、岸壁と「あぶさらむⅡ」との間に挟まっている大きな船をロープを回して抜いた。
それから再び眠りについたが何となく寝不足。
大雨のレースはやはり堪えた。どの船も着ていたカッパ類がびしょびしょで船の中で処理に困っている。干そうにも外は雨なので終日、干さずに船の中にしまっていた。翌朝、雨はやんでいたので係留していた艇は一斉に濡れたカッパ類を外に並べ、まるで難民船の風情。


KENNOSUKE CLASS優勝した「福丸」
林賢之輔先生あぶさらむⅡAQUA
仙台から来た雪風Ⅱ120名の大パーティーFELLOW CLASS 優勝「しゃわーぼーい」
KENNOSUKE CLASS 優勝の「福丸」大混雑のパーティー会場ゲスト松本理沙さんの演奏
アルトとテナーを使い分けてサキソホンの演奏に聴き入るレース委員長の1本締め
雨の中のレースは大変厳しかった。22回開催していて終日雨が降ったのは珍しく、記憶にない。
それだけにレースが終わった後は参加者は大爆発!
今年はパーティー会場が昨秋完成した三浦商工会議所4Fになった。4時から受付開始を始め、4時半ジャストにパーティーがスタートした。司会は毎年お馴染みの人気者Kさん。例年通り実行委員長のご挨拶、林先生のご挨拶、そして乾杯で歓談のスタイル。初めの挨拶が長いと間延びしてしまうが、幸いに皆慣れていて実に簡潔に挨拶が終わり乾杯まで約10分足らず。理想の展開だ。
暫く歓談の後、今回の参加艇のメンバーが前に出て各艇紹介。レースが終了してからパーティーが始まるまでに時間があったので、待ち時間に船で飲んでいた人が多いせいか、日焼けか酒焼けだか分からない人たちが多い。
そして、レース委員長の講評の後、FELLOW CLASS、KENNOSUKE CLASSの3位から優勝艇の発表と表彰式があった。FELLOW CLASSは「しゃわーぼーい」が優勝。KENNOSUKE CLASSは静岡県沼津の重須からきた「福丸」が優勝した。今年は雨のせいかいつも表彰台に乗るお馴染みさんが外れ、新しいメンバーが表彰台に乗った。
表彰式の後、サプライズ企画としてサキソホン奏者松本理沙さんが登場した。松本さんは林先生と同じ横須賀高等学校の50数年後輩さん。松本さんの演奏で代表林賢之輔先生の喜寿をお祝いした。
初めての会場そしてお料理も初めての会社だったが評判が良く、事務局としてはどうにか肩の荷がおりた。








KENNOSUKE CUP 2017スタート
ファーストホームのLEATICIAⅢ黒いセールのSon of BacchusJackyがゴールに向かう
福丸が優勝するFELLOW CLASS優勝のしゃわぼーい赤いスピンで頑張るDHARMA
今回僕はレース艇には乗らなかった。参加艇の雄姿を写真に収めるべく、親友のカメラマンにレースの撮影を依頼した。更にご協力いただいた商工会議所の方々にヨットレースを見てもらうために観覧艇を1艇仕立てた。その観覧艇に乗り、ポイントポイントを解説した。カメラマンたちはそのポイントを撮影したが、雨が終始降っていて、撮影は大変困難だった。大事なカメラが濡れてしまうし、もっと大変なのは雨のためにガスがかかってしまいはっきり見えない。いつも全体がぼ~としていた。
それはそれで雰囲気は出ているのだが、やはり被写体がはっきりした方が撮影する方としては遣り甲斐がある。スタート時点を船から撮ったが、そのうちに風が少しづつ上がり、エンジンではレース艇を追いかけることが出来なくなってしまったため一端三崎港に戻ってもらった。
今度は大急ぎで車で移動。ゴールする艇を撮影するために油壺の崖を徒歩でおりて洞穴からゴールの様子を撮影した。
洞窟は格好の位置だったのだが、それでも降りしきる雨の中での撮影。最後の最後までガスの中での悪戦苦闘だった。





再会で雨も忘れて
初参加・Nine Wells仙台から来た「雪風Ⅱ」と静岡から来た「あぶさらむⅡ」夢の島からAQUA入港

ニコニコ丸とSon of Bacchus世界一周を果たしたDharmaGreat Circle
レースは午前10時半スタート。それまでに参加艇は泊地の三崎港に集合する。母港が近い艇は直接、レース海面に集合したが、遠い艇は早めに三崎港までやってきた。前日から僕は静岡県安良里港の「あぶさらむⅡ」に泊めさせていただいていたので、次々にやってくる参加艇のお迎えができた。
仙台から無寄港でやって来た「雪風Ⅱ」はAさん兄弟。お兄さんの方が昨年単独太平洋往復横断に成功した実績を持つ。東京夢の島からやって来た「DHARMA」はオーナーが最近変わったが、前のオーナーは単独で世界一周を成し遂げ、熱海が母港の「Son of Bacchus」は釜山から福岡までのアリランレースに参戦し、関門を越え、瀬戸内海を越えてやっと三崎港に着いたばかりだった。
その後、参加艇が続々と増えた。しかし、5月13日は生憎の雨。太平洋側を前線が移動していて予報でも終日雨。前日と翌日が雨の予報がなかったのでまるで雨の日を選んでレースが組まれた感じになってしまった。こればかりはしょうがない。僕の行いが悪かったんだろうな。雨の日のレースはつらい。カッパは着てはいるものの、レース中は動き回るから殆ど役に立たない。気温が少し上がっているから良いようなものの・・・・。
桟橋ではあちこちで久しぶりに会ったメンバーが挨拶を交わす姿が見られた。

サキソホン奏者松本理沙さん
雪風Ⅱのオーナーと雪風Ⅱ三浦商工会議所
KENNOSUKE CUP パーティーの種明かし。今だから話せる・・・などということもある。
まだまだず~と先だと思っていた今年のKENNOSUKE CUP 2017 ヨットレース(5月13日)の前日、三浦海岸に住んでいるサキソホン奏者の松本理沙さんと伴奏のためのキーボードを彼女の自宅からパーティー会場の三浦商工会議所に運んだ。運ぶだけだったら僕一人でも良かったのだが、会場を下見したいという要望もあり、三崎までご一緒することに。
実は代表の林賢之輔先生が昨年12月に喜寿になったが、ヨット仲間としてお祝いをしていなかったため、このパーティーでお祝いをすることにした。そのサプライズ企画として登場するのが同じ高等学校の50数年も後輩であるサキソホン奏者の松本理沙さん。サプライズプログラムは僕が作ったが誰にも知らせなかった。勿論、林賢之輔先生にも。
キーボードのセットも終わり、帰りがけにタイミング良く、仙台から参加艇の「雪風Ⅱ」がちょうど入港した。折角なので入港間もない「雪風Ⅱ」にご案内した。「雪風Ⅱ」は昨年太平洋単独往復横断を成し遂げたばかりの船。入港間もなかったので未だキャビンの中は整理整頓の最中だったが、普段着のキャビンを見ていただいた。
彼女曰く「ヨットというと帆だけに眼がいって中を意識したことがなかったが、こんなに広いとは思わなかった!」と大感激。
思わぬゲストさんにランニング姿のオーナーさんもちょっとニンマリ。

このページのトップヘ