昨晩はパーティーの後、参加艇はそれぞれ三崎の街に消えた。僕は「あぶさらむⅡ」の回航のお手伝いで船に宿泊した。夜中の1時過ぎにスライドハッチの開く音で目が覚めた。誰かかが「すいません」と言っている。それも夢の中なのかはっきりしなかった。何度か呼ばれて目が覚めた。「あぶさらむⅡ」の内側に係留されていたSon of Bacchusのオーナーさんだった。夜中に母港に帰るという。雨も止んでいて朝早く用事ができたらしい。デッキに出て、岸壁と「あぶさらむⅡ」との間に挟まっている大きな船をロープを回して抜いた。
それから再び眠りについたが何となく寝不足。
大雨のレースはやはり堪えた。どの船も着ていたカッパ類がびしょびしょで船の中で処理に困っている。干そうにも外は雨なので終日、干さずに船の中にしまっていた。翌朝、雨はやんでいたので係留していた艇は一斉に濡れたカッパ類を外に並べ、まるで難民船の風情。