最近の飲み会は日中にやることが多い。昼間の飲み会は健康的に見えるけど飲み会には変わりない。今回はその飲み会が横浜で行われた。折角横浜まで出かけるのだったらと酔っぱらう前に顔を出したのが横浜そごうで開催されている展覧会。バラの花を描いた図譜の展覧会。よく目にする作品だが、本物を見たのは初めて。
ルドゥーテ(1759-1840)は現在のベルギー南部サン・チュベールに生まれ、フランスで活躍した。ルイ16世王妃マリー・アントワネットの博物蒐集室付画家として重用された。フランス革命後はバラ栽培に情熱を傾けたナポレオン皇妃のジョゼフィーヌが巨費を投じたマルメゾン宮殿の植物画家になったという人。写真のなかった時代に超細密画を描いて植物図鑑としても貴重な作品だと思った。
美術館には点刻彫刻による多色刷り銅版画が169点も展示されていた。169種類のバラの作品が並んでいるのだが余りの種類に覚えようとしても難しくて僕はすぐギブアップ。
クラッシックなバラばかりだったが、バラマニアには何時間あったっても足りないだろう。