やっちゃんの珈琲たいむ

2017年03月

テグス戦略
テグスが張られた
細いテグスを2階のプラントボックスの枠に結び付け、庭の反対側に園芸用の支え棒を立て、テグスがちょうど車の上をカバーするように引っ張った。数多ければそれだけカラスが侵入しにくいのだろうが限度があるので取りあえず5本のテグスを張ってみた。テグスの間は1mぐらいの間隔になったが、人間様が見ると随分隙間があり、どこからでも侵入できそうに見える。
やむなく、テグスを張っても更にワイパーやフロントのゴムがむき出しになっている部分に雑巾とタオルでカバー。そして、1晩待った。カラスが来るか来ないかは1晩待てばすぐ分かる。ご出勤時間が日の出前の5時を過ぎると来るからだ。しかし、見事テグスが功を奏し、カラスは1羽も現れなかった。よくぞ細いテグスが分かるものだ。人間の目にはとても見えにくい。この調子なら汚らしくカバーしているタオルや雑巾を外してもOKかもしれない。
カラスの行方はと気にしていたら、今度は家の庭の側に立っている電信柱に止まり、ビニールが被せてある箇所を突いている。外したようには見えないが、1日かけて作業しているから東電に被害が及ぶかもしれない。
船も家もま~よく鳥との戦いが続くものだ。

愛車が何だか変?
サイドミラーはワイパーサイドミラーとワイパー
外出して家に帰ってきたら、愛車のそこここにタオルやら雑巾が巻いてある。洗車をしたにしては変だ。ひょっとすると・・・・と思いだしたことがあった。
僕は月に1回、我が家から歩いて4~5分の場所にある地元の理容院に行く。その後ろには地元の大地主の駐車場がある。理容院の車もこの駐車場に駐車している。
数年前からこの駐車場にカラスが現れ、車の上に乗り始めた。一体何をやっているのだろうと思っていた。遠目で見ているとフロントガラスに写る自分の姿を見て、敵かと思って威嚇しているかに見えた。カラスの嘴は丈夫で大きいから突くと「トントン」と大きな音がする。
理容院に行った折にカラスが何をしているのか聞いてみた。驚いたことには車のワイパーやウインドウの端のゴムの柔らかい部分を突いて持っていってしまうのだそうだ。特に春先や秋の巣作りの時期は要注意。駐車場には20台近く駐車しているのだが、その殆どの車に被害があるという。バス通り沿線には中古車販売店が並んでいる。この売り物の車もカラスが「トントン」。僕の車に被害がないか聞かれたが、その時には全くそんな兆候がなかったので得意になって「大丈夫!」と言った。それがついに我が家の6年物の車にまで順番が回ってきた。昨年まではくたびれたビニールのカバーがあったのだが、面倒なので使わなくなって廃棄してしまった。カバーがないのでやむを得ず雑巾やらタオルでカバーをしたという訳。それでもしつっこくタオルや雑巾を外して突っつく。カバーを買いなおすかどうしようか思案の挙句、ヨットの鳥除けのノウハウを思いだしテグス糸を車の上に張り巡らす作業を完了。果たしてその結果は?


八重子のハミング
以前にも一度ブログで情報をアップしたことがあったが、これから関東地方で上映予定になっている映画のパンフレットが我が家に届いた。既に舞台になった山口県萩市などで先行上映されているのでこちらではいつになったら見ることが出来るかと尋ねていた。送り主はこの映画で主演する八重子さんこと女優の高橋洋子さん。古くからの知り合いだ。文学座付属演劇研究所出身。故松田優作さんとは同期。1973年NHK朝の連続テレビ小説「北の家族」のヒロイン、翌年、「サンダカン八番館娼館 望郷」で主人公の娼婦おさきの10代から30代を演じ女優の地位をきずき、その後執筆活動も。今回の映画出演は28年ぶりという。
この映画は陽 信孝の「八重子のハミング」小学館刊が原作。ストーリーは若年認知症を患った妻・八重子の12年間にわたる介護の記録。夫石崎誠五を升 毅さんが演じる。
監督は「陽はまた昇る」、「チルソクの夏」、「半落ち」(日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞)など多数を手掛ける佐々部清氏。大手映画会社の出資のないなか山口県を中心に沢山の人たちの支援で完成させた自主上映ならぬ自主的映画だと語っている。出演者は高橋さん、升さんの他、井上 順さん、梅沢富美男さんら。劇中曲やエンディング曲は谷村新司さんのものが使われている。ご興味のある方は是非ともご覧ください。今のところ単館上映で、5月初旬から東京は「有楽町スバル座」、「新宿武蔵野館」、横浜では「横浜ニューテアトル」の予定。

小鳥のレストラン
小鳥のレストランのサヨナラセールが終わってしまったので、何もメニューがないお店を置いて置くわけにはいかない。毎年、次の開店日まで倉庫にしまっておく。先ずは綺麗に水洗いして天日で乾かした。3ヶ月余り外に設置し、小鳥たちが食べ放題だったから汚れていて水洗いでもしなかったら汚くてしょうがない。地面に立てる柱を付けたままにしておくと倉庫の仕舞い勝手が悪いので脚を台から外して分解した。
左の脚はホームセンターで買ってきた焼杉で外に晒しておいても多少寿命が長そう。もう一つの柱は昔使っていたベットの床に敷いてあった木材をそのまま破棄してはもったいないので保存しておいた。その再利用だ。
今年の秋の終わりまで保存しておいて改めて修復して次回の出店に備える。いつも家のリビングの窓から見える位置に設置しているので、小鳥たちがレストランを訪れた時の姿を見れるのが何とも言えない楽しみ。楽しみを提供してくれた小鳥たちに感謝をしなければならない。
その反面、ヨットを西伊豆に係留していた時に鳥たちにデッキを汚され、いつも小鳥たちが来ないようにどうするかの対策で頭を悩ましていた。今は真逆なのがおかしい。庭に来る鳥とヨットのデッキに訪れた鳥が違う鳥だから良いようなもの、もし同じ鳥だったら戸惑うだろうな!人間は何て勝手な生き物なのだろう。

集合
カラス集まる集まる!
バス通りに出る手前に沢山のカラスが集まっている。写真には集合したカラス全部が写っていないから全部だったら写真の2倍はいそう。これだけの数のカラスがどこから来たのだろうと不思議に思う。実は最近は数えるほどしか見たことがなかった。その理由は町内のごみ収集の方法が以前から変わって個別収集になり、町の清掃局が各戸にごみを取りに来てくれるからごみが外に出ていないのだ。カラスはゴミがなくなれば餌を探しにゴミがあるところに移動する。
何故これだけのカラスが集まっているかというと道路に出る右手に今流行りのウイークリーアパートがある。そのゴミ箱がカラスにとっての恰好のレストランなのだ。一般家庭は戸別収集なのだが、ウイークリーアパートだから一般家庭の様に1ヶ月のスケジュールでゴミが捨てられない。
アパートが契約している専門業者が収集するため、いろいろなゴミがミックスされて捨てられている。ブロックで出来た大型のごみ箱の蓋はブルーの細ロープで出来た網。これがいけない。カラスは網の上から暇に任せて嘴で突っつき、ついには網の外に袋ごと出してしまう。それも生ものが入っている物だけを選べる能力を持っているからたまらない。後はご想像の通り。道路にはゴミが散乱し、風でも吹こうものならバス通りにまで散らばる。蓋を網から板に変えれば問題は解決する。結論は町内会からアパート管理会社に改善をお願いした。スピーディーに解決してくれればこのウイークリーアパートの評判も上がるのだが。

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