やっちゃんの珈琲たいむ

2017年01月

演奏プログラム
よこすか芸術劇場よこすか芸術劇場よこすか芸術劇場
親友が「時間があったらたまには行ってみないか?」と言われ、横須賀交響楽団のコンサートチケットをプレゼントしてくれた。そのコンサートが1月最後の日曜日の午後開催され、座席指定なのでホールで待ち合わせた。演奏会場は横須賀市が誇る「よこすか芸術劇場」。
その昔、横須賀交響楽団の演奏会は僕が住んでいる家のそのばの歯医者さんが指揮者だったので何度か行ったことがある。しかし、指揮者が亡くなられてからはすっかりご無沙汰しっぱなしだった。横須賀交響楽団は1956年創設され、今年が創設60周年。1991年に神奈川文化賞を授賞している。勿論、アマチュアの交響楽団だ。現在驚くことに団員は150名を超えているというから大したものだ。
今回のカジュアルコンサートは交響楽団の音楽監督をつとめている石野雅樹氏が指揮をした。もともとはトロンボーンの演奏者として入団したそうだが、その才能を認められ、現在は毎回指揮をとる。1800人余が定員のよこすか芸術劇場はほぼ満席。大変喜ばしいことだ。
演奏プログラムをトップにアップしたが、春らしくぼくもよく聴く曲が多く、とても楽しく聴くことができた。プログラムの他に3曲もアンコールで演奏した。舞台には100人近い演奏者がいた。どこのシティーオーケストラもそうだろうが、練習場もない中、音を合わせることは大変なこと。でも素晴らしい演奏だった。それなのにチケットは何と510円。これでやっていけるの?というのが率直な感想。
良い演奏活動を維持するためにももう少し資金援助をする必要があるのではと思った。
来年の演奏会にも是非応援に行きたい。

披露山の桜
披露山の桜披露山の桜夕暮れ
「PAPAGENO」の後、披露山まで食後の運動で足を伸ばした。歩いて10分足らず。公園の閉園時間は4時半。4時半になると入口にチェーンが張られ、夜には車が入れなくなる。だから駐車している車も4時半までに出ないと翌日まで出られなくなってしまう。駐車料金は取られないから金銭的な心配はないが、車で来た人が車を置いて帰ることになるとちょっと面倒になことになる。公園にあるスピーカーから車を早く出さないとチェーンが張られるとアナンスが繰り返されていた。
我々がここから帰るには披露山の下まで歩いて路線バスに乗るかタクシーをお願いするしかない。元気があれば歩いて山を下りても良いのだが、たらふく飲んだ後、当然ながら安易な手段を選択し地元のタクシーを呼んだ。10分ほどで来るとオペレーターから言われたのでタクシーを待つ間、公園内をブラブラしたら、伊豆大島が望める側に桜が咲いていた。多分、今咲きだしたから早咲きの河津桜の系統なのだろう。そろそろあちこちで桜のたよりを耳にするようになった。伊豆半島は河津桜でまた賑わう季節だ・・・などと考えているうちにタクシーがやって来た。
夕陽に照らされてちょっと寂しそうで寒そうな桜を後に逗子駅まで行ってもらった。


PAPAGENO
PAPAGENOPAPAGENOPAPAGENO
PAPAGENOPAPAGENOPAPAGENO
逗子披露山の超高級住宅地の一角にこんな素敵な家がある。日本にある家とは思われないこの家でご夫婦がフランス料理のお店を開いている。お店の名前は「PAPAGENO」というのだが、特に看板はない。
親友が何度か行っていて、住まいを解放した素敵なフランス家庭料理の店だと聞いていたが、仲間と初めて訪ねることが出来た。「訪ねることが出来た」とわざわざ書いたのはこのお店は簡単には入ることが出来ない。いつも予約でいっぱいで普通は2~3年先の予約になる。
今回も親友が予約をしておいたものの順番がやって来たという訳だ。家が日本離れした素敵な家で、外の景色が抜群。こんな場所がよくぞあったと驚くほどのロケーションだ。
食事ができる部屋が幾部屋かあるのだが、どの部屋からも相模湾が見え、富士山が真正面に見える。風が殆どない日だったので相模湾が湖の様に凪いでいた。ちょうど下方が逗子マリーナなので、時々、ヨットの姿が見える。
そんな風景を見乍ら、美味しいフランス料理を食べ、ビールから始まってワインをたらふく飲んだ。気が付いたら4時近く。何とこの素敵な部屋に4時間近くいたことになる。食事の後に住宅地の上にある披露山公園まで散歩した。昼間のお酒は良くきく。それでなくとも僕はそんなにお酒が強い訳ではないから一人で飲んだみたいになってしまった。




菜の花畑
お隣の家の畑に菜の花が咲いている。ちょうど畑が道路淵にあるので散歩している人たちが足を止め、菜の花を暫く鑑賞する。オーナーは人が止まると嬉しくてしょうがない。菜の花の他にも接ぎ木をして4色の梅が咲く木が植えてある。散歩している人が質問をしようものなら大変。育てる苦労話をじっくり聞かせてくれる。人に喜んでもらうのが滅法好きなので、自分の畑でとれた野菜をプレゼントもしてくれる。
器用な人だから何でも挑戦する。もともとは左官屋さんだった。今でも仕事があればやる気充分なのだが、仕事がないとぼやく。僕と殆ど年が変わらないのだが身が軽く、最近は大きく育ってしまった木を切って欲しいという依頼があちこちからあるらしく依頼先に出張して作業している。その切り倒した木を蒔きにして作業場にうずたかく積み上げ、販売をしているのがご愛敬。
たまたまこの日は玄関の横にあった大きな古い灯篭を一人で移動する作業をしていた。車の駐車スペースを作っているのだという。本来なら専門家に頼むのだそうだが、暇があるので一人でやっていると説明してくれた。小さなクレーンを使ってコツコツやっている姿を見て腕を持っている人を羨ましく思った。

下山川の鯉
鯉ズームアップ
ウオーキングの最後の難所?。急坂を登る手前に下山川の上流がある。川幅にしたら5mぐらいだろうか。今は冬枯れの時期のためか水量が少ない。夏の大雨が降る時期には水面が上昇して道路の近くまで登って来る。
少しずつ水質が良くなっては来たのだろうか。今でもカルガモ、サギ、カワセミ、セキレイなどが飛び回り、川の中には何の種類か分からないが小魚が泳いでいる。いつも歩きながら何か鳥たちがいないか足を止めて覗き込む。
いつものようにふと覗いたら、川の流れに逆らって大きな鯉がいた。最近は川が綺麗になったこともあり、あちこちの川に鯉が放流されている。橋の上からゆったりと泳ぐ鯉を発見するとそれだけで綺麗な川のイメージに心が洗われる気持ちになる。
でも下山川の鯉はどうも違う。水温が低いせいもあるのか、鯉が生きているのかどうか分からない。暫く見ていたがヒレが動いていたので生きていることは分かった。ただ、元気がない。何故たった1匹だけがこんな川にいるのだろう。これからもウオーキングの度に覗き込むことになりそうだ。

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