親友が「時間があったらたまには行ってみないか?」と言われ、横須賀交響楽団のコンサートチケットをプレゼントしてくれた。そのコンサートが1月最後の日曜日の午後開催され、座席指定なのでホールで待ち合わせた。演奏会場は横須賀市が誇る「よこすか芸術劇場」。
その昔、横須賀交響楽団の演奏会は僕が住んでいる家のそのばの歯医者さんが指揮者だったので何度か行ったことがある。しかし、指揮者が亡くなられてからはすっかりご無沙汰しっぱなしだった。横須賀交響楽団は1956年創設され、今年が創設60周年。1991年に神奈川文化賞を授賞している。勿論、アマチュアの交響楽団だ。現在驚くことに団員は150名を超えているというから大したものだ。
今回のカジュアルコンサートは交響楽団の音楽監督をつとめている石野雅樹氏が指揮をした。もともとはトロンボーンの演奏者として入団したそうだが、その才能を認められ、現在は毎回指揮をとる。1800人余が定員のよこすか芸術劇場はほぼ満席。大変喜ばしいことだ。
演奏プログラムをトップにアップしたが、春らしくぼくもよく聴く曲が多く、とても楽しく聴くことができた。プログラムの他に3曲もアンコールで演奏した。舞台には100人近い演奏者がいた。どこのシティーオーケストラもそうだろうが、練習場もない中、音を合わせることは大変なこと。でも素晴らしい演奏だった。それなのにチケットは何と510円。これでやっていけるの?というのが率直な感想。
良い演奏活動を維持するためにももう少し資金援助をする必要があるのではと思った。
来年の演奏会にも是非応援に行きたい。