
小鳥のレストランデニーズにはご飯の残りやパンのミミをみじん切りにしたものを載せている。千疋屋の方はお店の名前に相応しく、フルーツを載せている。フルーツと言っても今のところリンゴかミカン。
自ずと訪れるお客様が違う。千疋屋さんはウグイス、メジロ、ヒヨドリに人気がある。片方のデニーズはスズメが主力客になる筈なのだが、ちっとも来ない。数年前は置けばどこかでスズメが見ていてあっという間にパンや残りご飯が無くなった。
スズメが少なくなっているということと関係があるのかもしれないが、開店してから全然姿がない。しかし、1日経つと台の上が綺麗さっぱりになっている。シャッターチャンスがなくて記録されていないのだが、実は食べているお客様が判明した。それはリスとカラス。リスはどうやっても隙をついてやって来るから手の打ちようがない。カラスは周りに棒を立てて羽があたるようにしたので来なくなった。
そんなある日、こともあろうにデニーズの台が地面に落ちていた。ご覧のように細い柱に釘で2ヶ所とめておいたのだが、釘が短かったせいか抜けていた。相当重量がかかった証拠だ。小鳥たちだったら重量がないから普通だったら落ちない筈。改めて足の長い釘を打ってしっかり固定した。縁起が悪いことにデニーズが傾いている。セットした時にはかなり慎重にセットして水平だった。何故傾いてしまうのだろう?
年中観察している訳にはいかないのだが、その犯人を今日偶然発見した。何とこのあたりを巡回している野良猫。丸々と太ったトラ猫がデニーズの上に乗ってみじん切りのパンを瞬時に全部食べてしまった。小鳥たちとは重量がまるで違う。全く油断ならない。デニーズは小鳥のはずだったが、リス、カラス、猫にまで狙われている。