やっちゃんの珈琲たいむ

2016年12月

12月の安良里港
今夏にヨット「あうん」を手放してから長い間お世話になった西伊豆安良里港と疎遠になってしまった。一度、ご挨拶かたがた寄ってみたいと思っていたが、なかなかチャンスがなく、年越しになってしまうかと思っていた。そんな時に「あうん」と同型艇のオーナーさんからお誘いを受けた。
予定されていた忘年会もほぼこなし、時間的にも余裕があったので、二つ返事で安良里行を決めた。
12月18日(日)に5ヶ月ぶりに安良里港を訪れた。人様の車の助手席に座って安良里に行ったのは初めての経験。到着してすぐ、漁協の事務所を覗いた。懐かしいスタッフに久しぶりに会えた。
今の時期西風が強く吹き始める時期なのだが、珍しく暖かく、風も殆どなかった。雪が積もった南アルプスが駿河湾の向こうに見え、港には安良里港で一番大きな漁船「宝幸丸」が係留され、いつもののんびりした安良里港風景だった。
テンダーに乗って行けば船溜まりに「あうん」が係留されているかのような錯覚に陥った。

鍋料理
寒気団が日本の上空にやって来たから、朝晩の気温がいきなり下がった。こういう時は鍋料理がよく似会う。
さて今晩は何の鍋にしようかなと考えてみたくなる。写真の鍋は人間には食べられない鍋。庭の片隅にある小鳥の水飲み場に初氷がはった。もともとこの水のみ場はヨットで使ってたティファールの大きな鍋を活用したもの。
余りにも寒いのできっと氷がはるのではと思ったら、案の定、鍋に氷がはった。このままテーブルの上に出してもあまり違和感がない。但し、このお鍋の具は石ころともみじだけ。出汁はなし。
薄らと氷がはっているお陰でまるでコラーゲンたっぷりの鍋料理に見える。薄氷だったので1時間もしないうちに氷が解けて元の水のみ場に戻った。
まだ、小鳥たちが水を飲みに来たり、水浴びをした様子は見たことがない。冬を越し、春になったら気が付いて利用してくれるのをひたすら待つしかない。

横浜駅東口スカイビルのツリー
クリスマスも秒読み。人が集まる場所には豪華なクリスマスツリーが林立している。その昔はクリスマスカラーはグリーンとレッドに決まっていたが最近はすっかりバリエーションが広がった。
横浜駅東口スカイビルの吹き抜けには雪が積もった可愛らしいツリーが飾られている。どこを歩いてもクリスマスムードが溢れかえり、すれ違う人たちも何気に元気が良い。僕は単純動物だから元気の良い人たちに囲まれると、自分も不思議と元気になる。考えてみれば若い時にはクリスマスの方に力が入ったが、最近はロマンチックなクリスマスはまるで縁がなく忘年会に力が入る。
その忘年会もいよいよ終盤。1年間いろいろお付き合いしてきた方々とついついその気になって忘年会の回数が増える。
その昔は考えられなかったことだが、アルコール付の会は暗くなってというコンセプトだったものが最近は完全に崩れて、お昼の忘年会が定番になった。
今回の忘年会も真昼間。でも真面目にこの1年間を振り返った。
今年は僕は大きな節目になった。そのトップは14年間持っていた愛艇「あうん」を手放したこと。まだまだ体力はあると思っているのでヨットに乗ることはできると思うのだが、家族を含めて周囲の人たちからちらちらと心配の声が聞こえるようになった。人様から心配されるということは大変ありがたいことだ。自分の賞味期限のうちにけじめがつけられたことが今年の一番の収穫だった。忘年会をステップにして新たなスタートを誓い合って散会した。

全員集合!
ズワイガニ三浦半島では「沖あさり」いしもち、かれい、かながしら
かながしらをさばくかながしらをさばくズワイガニのお皿完成
月々2回開催されるお魚の料理教室「あじの会」だが、最近また会場の確保が難しく、月1回のペースになってしまった。公共施設故、独り占めする訳にはいかないから致し方ない。
今年最後の教室が終わった。12月はたった1回。いつも12月はカニが教材に出てくる。今年はどうかな・・・・と多少期待していたら、予想通りカニになった。最近はカニが相当高値で商売されている。以前はロシア産などが日本に輸入されていたらしいが中国の需要が極端に多くなり、日本に入って来るのはカナダ産だけだそうだ。当然ながら需要と供給のバランスが崩れお値段も高値が続いている。先生も相当無理をしてカナダ産のズワイガニを確保してきてくれた。既にボイルされているので、すぐ食べられる。
カニが教材になると、いかに食べやすくするかがコツ。今回もすぐ食べられるように包丁を入れた。
カニの他にいわし、かながしら(ほうぼうに似ている)、いしもち、かれいを三枚に開いてお刺身にして付け合わせにした。中段中央の貝は三浦半島では「沖あさり」と呼んでいる代物。蛤のように大きな貝だが、船底に付着して世界中を動き回っている貝だそうだ。時期が来ると船から落下して砂浜で育つらしい。「沖あさり」などと言われるくらいだから、普通の貝より沖合で採れるのだと思う。「沖あさり」は焼いて食べた。
今年最後の授業になったので料理風景と参加者の集合写真を載せた。
後列右から6番目が先生。



落ち葉
落ち葉池の上の落ち葉落ち葉
落ち葉が急激にやって来る話を書いたら、先日書いたのは序の口。寒気団が日本の上空にやって来て、これでもかこれでもかと気温を下げた。その上、雨まで長い間降り続き、嫌な予感がした。
朝起きると、食事の前に新聞をとるのと金魚の餌やりと、小鳥たちのレストランの点検をするのだが、何んと地面はモミジの絨毯になり、車も紅葉のカラフルな葉がびったりと張り付き、まるで別の車になっていた。
朝食が終わたら、車で出かける用事があったので、紅葉の葉を落とすためにホースで水をかけた。以前、そのまま放置しておいたら、どこからか枯れた葉がエンジンルームのエアコンの中に入ってしまい、エアコンのスイッチを入れると「カラコロ」と異音が鳴り響き、除去するのに大騒ぎしたことがあったので、今回は早めに対処した。
雨に濡れた落ち葉は地面にぴたりと張り付いているので箒ではいても取れない。
紅葉の絨毯が綺麗なのでそのままにしておきたい気持ちもあるが、このままにしておくわけにもいかず、雨が止んだら取りあえず掃かざるをえない。
いつものカメラで撮ったら残念ながらピンボケ。僕のカメラは広範囲の写真は苦手のようだ。久しぶりにスマホで撮影した。







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