






スピーチをしたのはドールハウス作家の大庭ひろこさん。何せエネルギッシュで仲間の中でもひときわ若く見える。半生をアメリカに住みアメリカ仕込みのドールハウスを製作してきた。ドールハウス作家としては第一人者と言っても過言ではない。現役時代、僕は企画の仕事をしていた関係上、彼女の作品展覧会を3回開催した。展覧会の後日本でも少しずつドールハウスが取り上げられるようになった。日本人は実に器用な人種だ。だから作品の精度は多分ご本家のアメリカやイギリスより上だと思う。しかし、ライフスタイルに根差したドールハウス本来のテーストはなかなか出せない。
その点、大庭さんの作品はライフスタイルそのものだから見ていて気持ちがよく、夢があり楽しい作品が多い。
彼女の作品の一部は横浜の人形の家にも所蔵されて、夏休み期間中の今は展示されている。
今回のスピーチでは別室に何点かの作品を展示し、オークションを開催した。そして、その売り上げの一部を旧東伏見宮別邸の維持管理のために寄付をした。大きな作品は総てフアンの手に渡り、オークションの目標は達成できた。
作品の一部とオークションに出されたコレクションの一部をアップしたのでご覧ください。