やっちゃんの珈琲たいむ

2016年04月

円覚寺龍隠庵茶室
つつじと牡丹の主菓子庭の花庭の花
4月最後のお茶のお稽古があった。11月から始めた炉点前最後のお稽古。次回からは風炉になる。
師匠の都合が悪くなってしまい、この半年は自主トレーニングで乗り切って来た。今まで練習してきたことを思い出しながら毎回当番がお濃茶担当。そして後のメンバーは全員が亭主になって薄茶を練習している。
長い間お稽古をして来た筈なのに、師匠がいないといろいろ曖昧なことが続出する。
そのたびに全員で「あ~だ、こーだ」と意見が飛び交う。まるでクラブ活動のようだ。
不思議なことに人様のお点前を見ているといろいろ気づくのだが、自分でやると抜けだらけ。
メンバーがお稽古の前に本で調べたり、CDで見直したりしてレベルをキープする。最近は
Youtubeでもチェックできるようになった。
次回からは11月まで風炉になるからまたまた試練が・・・。お茶のお稽古には申し分ない環境。これからも果敢に挑戦していくことを全員で確認して炉仕舞いをした。

まるで観音像
部屋の窓から見える巨大彫刻のような観音様のような。見てお分かりの様に高圧線鉄塔が姿を変えた。
鉄塔の工事が行われるらしく巨大な鉄塔がカバーで覆われた。これまではそのお隣の鉄塔にカバーがかかっていたので順番が回って来たらしい。
最近も工事現場の足場とカバーが強風に吹き飛ばされ、道路に落下した大事故があった。我々には何でもないように見えるが、カバーで覆う作業だけでも大変な作業に違いない。カバーを近くで見てみると風圧を避けるためにメッシュの様になっている。
昔はこんなに気を遣わないで作業した時代もあった。最近は周囲に影響が及ばないようにきちんとカバーしてその中で作業をするから、工事の仕方も環境や人にやさしくなった。ただ、風圧はかなりのものだろうから危険と隣り合わせという事実は変わらない。ヨットでも風の脅威に晒されているから他人ごとではない。
昼間ははっきり何かかが分かるが、夜になるとこの巨大な鉄塔が黒い塊に見えるから、不気味といえば不気味。
高速道路を見守る交通安全の守り神にも見える。

オオデマリ
オオデマリオオデマリオオデマリ
今はオオデマリが旬。初めグリーンの小さなボールがどんどん大きくなり、成長と共に白くなるのだから一度に2つの作業をやってのける。どういう仕組みになっているのか自然界の花には驚かされるばかりだ。
花が鞠のように集まるのでこの名前があるのだそうだ。確かに鞠のようだ。
テマリバナという名前もある。丸いオアシスに花を挿せばこんな形になりそうだとまでは思いついたが、自然に丸い形を作り上げるオオデマリには感心してしまう。写真は白くなる寸前のオオデマリだ。
もともとはヤブデマリと言って野山にあった植物を鑑賞用として庭に植えられるようになったという。
花の柔らかさや可愛らしさを演出しているのが広楕円形の葉。葉の表面が綺麗なしわ状になっている。
花の時期が終わるとオオデマリの下には白い花びらの雨が降る。

可愛い花が
スズランスズラン
4月16日にスズランのことをアップした。何せ今までスズランを植えて長続きしたことがなかったから嬉しくてしょうがない。10日間でどんどん成長して、ご覧のように可愛い花ランプを沢山つけた。未だ総ての花が咲いているわけではない。
全く花芽が見えない株もあるが、花が咲いた株があるのだから、後は気長に待つばかりだ。
スズランは毒草だと嫌がる人もいるが、見ているだけだったら匂い付きで可愛らしい。毒草だから牛馬が食べないそうだが、牛や馬もなかなか利口だ。
スズラン(鈴蘭)というだけでロマンチックな名前だと思っていたが、君影草というまたまたロマンチックな名前もある。
一般的にスズランと言われているタイプは花茎が葉より低いそうだが、葉と花茎が同じ高さのドイツスズランというのもあるらしい。
我が家のスズランの正式名称は何だろう。要観察。

丹頂草or岩八手
崑崙草
安良里港の帰りがけに立ち寄ることを伝えていた知り合いさんはしっかり準備して待っていてくれた。近況報告をして帰る時、お土産に崑崙草をビニールの袋に入れて下さった。僕がいつも物欲しそうにしているのをよく知っていて、我が家にない植物を選んで庭から掘り返し、ビニールの小さな鉢に入れておいてくれたのだ。そして、もう一つ小さな鉢があるからと言って丹頂草も下さった。
いただいた時に「崑崙草ってどのような字を書くんですか?」と聞いたので紙に難しい字を書いたから妙に頭に残っていて、家に帰ってからすぐ名前が書けた。
ところがついでにいただいた鉢植えの丹頂草の名前がどうしても思い出せない。いただいた時には鳥の名前で鶴の名前だな?ということをしっかり覚えた筈なのだが、帰って来たら鳥の名前というところまでは思い出したが、どんな鳥だか全く思い出せない。鳥の名前ではキリがない。
取り敢えず、言われた通り石の近くに植えたが、植えた植物の名前が分からないほどすっきりしないものはない。そのまま日を越すなんて言うことは体に悪い。お礼方々、恥を忍んでいただいた○○草の名前を伺った。
「丹頂草、またの名前を岩八手」と教えてくれた。我が家の小さな植物図鑑には載っていなかった。紙には書いたけどそのままにしておくと又、忘れてしまう。名札を付けるのが一番なのだが、最近つけた名札は風雨にされされると綺麗に消えてしまった。やむなく、お菓子の木箱の蓋を細長くカットして筆で名前を書いたら、何だか塔婆みたいになってしまった。
*写真上段:丹頂草またの名前を岩八手。写真をアップしてみたら毛虫が葉の上に載っている。これは桜の毛虫が上から落ちてきたもの。下段:崑崙草。面白い名前だ。忘れたら思い出せない。

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