
ミソハギのことを先日ブログにアップしたら、平塚の親友がお盆の行事でミソハギが使われている写真を送ってきてくれた。もっともこの写真はネットで探したらしい。親友の住んでいる地域では昔からの習慣がまだまだ残っていて、律儀に毎年丁寧に取り組んでいる。自宅の庭にミソハギを育てているという。
僕はもともと昔からの風習や伝統にすこぶる弱い。家には仏壇もなければ神棚もないから昔からの儀式を全く知らないできた。
ミソハギの写っている写真には次のような説明があった。ブログをご覧になっている方々の地域ではいかがだろうか?
ミソハギはお盆の必需品。お盆になると親友の地域では仏壇から総てを出して扉を閉め、精霊棚を作りここでミソハギが登場する。賽の目に切ったナスを里芋の葉に乗せ、ミソハギを束ねて浄水をかけ、ナスにかける。
これはお盆で供養する餓鬼がのどが狭くてご飯が食べられないことから、のどの渇きを抑える言い伝えからこのような風習が残っているのだそうだ。一緒に去年の精霊棚の写真も送ってきてくれた。大層立派な精霊棚で、僕は初めて見た。
生まれてから小学校2年生まで横浜の田舎に住んでいた時にはお爺さんやお婆さんがいて、昔からの風習をきちんと実践していたが、横浜を離れてからは全くと言って良いくらい昔の風習に触れなくなってしまった。祖先を敬うのはせめてお墓参りだけ。時代と共に古い習慣は忘れ日本の古き良き文化も置き忘れて来てしまっているのかもしれない。ミソハギを植えたことで思わぬ歴史を知ることになった。地域のよってはまだまだ沢山のしきたりがある筈。

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