君子蘭
今年も我が家の一番神経質な花が咲いた。本来はそうではないのだろうが、殆どの植物を放りっぱなしにして育てているのに、この君子蘭だけは少し気を遣わなければならない。最近は育て方についていくらでもネットを見ると情報が書いてあるから、見よう見まねで恐る恐る取り扱っている。それでもお陰様で今年も11個の花が咲いた。
11の総ての花が写真に納まったと思ったら1つだけ蕾が隠れている。写真をとくとご覧いただきたい。
君子蘭という大変高貴な名前がついているけれど、本来は蘭の仲間ではなくヒガンバナ科の属の一つというから面倒くさい。今、花が咲いているが、夏は出来るだけ暑さを避け、涼しい場所を好む。普段でも風通しの良い明るい日陰が良いというからどこに置いて良いのか分からなくなる。葉が8枚以上出ないと花芽が出てこない。葉も均等に日を当てないと日の方ばかり葉が出てしまいバランスが悪くなるから、毎週鉢を少しずつ動かしている。茶道の茶碗の要領だ。少しずつ慣れてきたせいか今年は葉のバランスがよく、枚数も10数枚になった。
不思議なのは毎年、必ず花の数が11になる。植物図鑑やネットを見てもそんなことは書いてないので偶然だと思うが、葉の数が8以上なければ駄目だとか、花の数が11だったりして数字ゲームのようで面白い。