



花暮岸壁に珍しく真っ赤な大きな船が係留されていた。もしやと思って近づいた。名前は「みやこどり」。この船は世界の船が行き交う東京湾を仕切る消防庁の大型化学消防艇。以前この船が進水した時にニュースになったので記憶にあった。海の上で見ると大きく見えないのかもしれないが、岸壁で見るとかなり大きく見える。
東京の臨海消防署に配置されいて、東京消防庁の中でも最も大きくて早い船だった。
4年前に更新されたまだまだ新艇。何故三崎に係留されているのかの理由は知る由もないが珍しい船を近くで拝見させてもらった。
東京湾のタンカー火災や沿岸の危険な施設に対応するために毎分70,000リットルの放水可能という消防ポンプを搭載している。クルージングでヨットの燃料や水のために18リットルのポリタンクを運ぶのにヒイヒイしていたので70,000リットルがいかにとてつもない量かが実感できる。救急処置用のベッド14床。ヘリコプターでの救助を可能にするためのスペースもあるという。195t。43.2mの船長がある立派な船。この船が大活躍しないほうが良いに決まっている。それにしても「花暮岸壁」に「みやこどり」なかなかクラッシックだ。
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